ソ連職員タチアナ・ロマノーヴァ伍長が暗号解読器スペクターを手土産に西側亡命を求めているという情報を入手したMI6はジェームズ・ボンドを送り込むが、それはソビエト連邦の秘密情報機関スメルシュの罠であった。
スメルシュは西側の情報機関に打撃を与えるため、その象徴とも言うべき情報部員ボンドを殺そうと、チェスの天才にしてスメルシュ企画課長のクロンスティーンが立てた計画を遂行していたのだ……。
東西冷戦のさなか。とりあえず共産主義国家を敵にしておけば冒険小説が成立していた時代の代表作。
フレミングによる「ジェームズ・ボンド」シリーズの5作目で、確かに作者が主人公を殺してシリーズを終わらせたかったことが想像できるラストシーンです。逆に言うと、続編を書かせたい編集者がよくこの終わらせ方を許したな……という感想。最近、新訳が出たけれど、こちらは1964年版。ショーン・コネリーをレイアウトした表紙が時代を感じさせます(裏表紙はダニエラ・ビアンキ)。
【ロシアから愛をこめて~秘密情報部007号】【イアン・フレミング】【ショーン・コネリー】【ダニエラ・ビアンキ】【ユナイト映画】【創元推理文庫】【007危機一発】【暗号解読器】【オリエント急行】
スメルシュは西側の情報機関に打撃を与えるため、その象徴とも言うべき情報部員ボンドを殺そうと、チェスの天才にしてスメルシュ企画課長のクロンスティーンが立てた計画を遂行していたのだ……。
東西冷戦のさなか。とりあえず共産主義国家を敵にしておけば冒険小説が成立していた時代の代表作。
フレミングによる「ジェームズ・ボンド」シリーズの5作目で、確かに作者が主人公を殺してシリーズを終わらせたかったことが想像できるラストシーンです。逆に言うと、続編を書かせたい編集者がよくこの終わらせ方を許したな……という感想。最近、新訳が出たけれど、こちらは1964年版。ショーン・コネリーをレイアウトした表紙が時代を感じさせます(裏表紙はダニエラ・ビアンキ)。
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