「わしらにぴったりついているときは、暗闇は友だちなんですよ。ところが、わしらが暗闇を押しのけようとすると--あかりの光でいわば暗闇からはなれようとすると--敵になるんですって」
ジム船長も、夜は灯りをつけずに歩く方が良いという。
グリーン・ゲイブルスで初めての結婚式が行われた。ごく親しい人たちに囲まれて、9月の果樹園で式を挙げたのはアンとギルバート。けれど、挙式を済ませたら新婚旅行もなしでギルバートの赴任地であるフォアウィンズ港のある街に旅立つ。同じプリンスエドワード島の中ではあるけれど、少し遠い街だ。
しかし、そこでギルバートが見つけてきた借家にアンは嬉しい悲鳴を上げる。その海辺の小さな白い家は、まさにアンにとっての「夢の家」だったのだ……。
アンの結婚式から始まって、転居、出産の新婚生活から新たな家を見つけるまで。ひとことでいうと「ジム船長の巻」。
今は灯台守をしている、古いタイプの船乗りの生き残りジム船長。ご近所の美人さんだけれどアンとの間に距離を置く、どことなく陰のあるレスリー・ムア。そして、人は良いけれどパーソナルスペースに関係なくどんどん距離を詰めてくるミス・コーネリアなど、多彩な登場人物に彩られた新婚生活の顛末。灯台の近くだけに、喜びも悲しみも幾歳月。
そして、人々の生活の根幹にあるのは政治と宗教。自由党と保守党の選挙戦とか政治がらみのエピソードも出てきますが、政治は生きている間のことだけれど、宗教は死後に関わる大事なことなので長老教会派かメソジストかの方が最優先とのことです。
【アンの夢の家】【赤毛のアン5】【L・M・モンゴメリ】【村岡花子】【HACCAN】【青い鳥文庫】【選挙】【人違い】【出版】
ジム船長も、夜は灯りをつけずに歩く方が良いという。
グリーン・ゲイブルスで初めての結婚式が行われた。ごく親しい人たちに囲まれて、9月の果樹園で式を挙げたのはアンとギルバート。けれど、挙式を済ませたら新婚旅行もなしでギルバートの赴任地であるフォアウィンズ港のある街に旅立つ。同じプリンスエドワード島の中ではあるけれど、少し遠い街だ。
しかし、そこでギルバートが見つけてきた借家にアンは嬉しい悲鳴を上げる。その海辺の小さな白い家は、まさにアンにとっての「夢の家」だったのだ……。
アンの結婚式から始まって、転居、出産の新婚生活から新たな家を見つけるまで。ひとことでいうと「ジム船長の巻」。
今は灯台守をしている、古いタイプの船乗りの生き残りジム船長。ご近所の美人さんだけれどアンとの間に距離を置く、どことなく陰のあるレスリー・ムア。そして、人は良いけれどパーソナルスペースに関係なくどんどん距離を詰めてくるミス・コーネリアなど、多彩な登場人物に彩られた新婚生活の顛末。灯台の近くだけに、喜びも悲しみも幾歳月。
そして、人々の生活の根幹にあるのは政治と宗教。自由党と保守党の選挙戦とか政治がらみのエピソードも出てきますが、政治は生きている間のことだけれど、宗教は死後に関わる大事なことなので長老教会派かメソジストかの方が最優先とのことです。
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