「人それぞれに幸せの掴み方は違うのだ。周りが如何思うかなど……」
織田信広は姪の藤姫に、お市のしたことは許せるものではないが、彼女は確かに幸せだったのだと語った。
朝堂院の再建が始まった1585年。
朽木による日本統一は目前で、空前の好景気に沸いていた。朽木基綱は関東平定を当主となった堅綱に任せつつ、通貨作りや産業育成を手配しながら明や琉球を経てスペインやポルトガルの動向にまで目を配っている。
明は深刻な不景気のさなかにあって、民衆の不満は今にも爆発寸前なのだが、その原因は朽木による交易の拡大らしい。しかし、明と日本が争うことになれば、スペインなど西洋諸国からの介入は避けられない……。
苦戦しがちな戦国改変ものの中でも順調に巻を重ねている『淡海乃海』は14巻。
九州討伐前夜ということで朽木から龍造寺まで各陣営の動きを中心に語っています。あと明とか琉球の動きもちらほら。佐渡もきな臭くなってますね。大地震に菅公の祟りだと吹聴して朽木を貶めようとする天満宮に、にこにこ笑いながら「祟りと認めてやる」と根切りを突きつける主人公の黒さ。熟成もここに極まれり。
今回も表紙はおっさんばかりですが、良い味が出てます。良いぞ!
【淡海乃海 水面が揺れる時 十四~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲】【幸せ】【イスラーフィール】【碧風羽】【TOブックス】【本格大河ドラマ】【戦国サバイバル小説】【小説家になろう】【カステラ】【造幣】【朝堂院再建】【天正大地震】
織田信広は姪の藤姫に、お市のしたことは許せるものではないが、彼女は確かに幸せだったのだと語った。
朝堂院の再建が始まった1585年。
朽木による日本統一は目前で、空前の好景気に沸いていた。朽木基綱は関東平定を当主となった堅綱に任せつつ、通貨作りや産業育成を手配しながら明や琉球を経てスペインやポルトガルの動向にまで目を配っている。
明は深刻な不景気のさなかにあって、民衆の不満は今にも爆発寸前なのだが、その原因は朽木による交易の拡大らしい。しかし、明と日本が争うことになれば、スペインなど西洋諸国からの介入は避けられない……。
苦戦しがちな戦国改変ものの中でも順調に巻を重ねている『淡海乃海』は14巻。
九州討伐前夜ということで朽木から龍造寺まで各陣営の動きを中心に語っています。あと明とか琉球の動きもちらほら。佐渡もきな臭くなってますね。大地震に菅公の祟りだと吹聴して朽木を貶めようとする天満宮に、にこにこ笑いながら「祟りと認めてやる」と根切りを突きつける主人公の黒さ。熟成もここに極まれり。
今回も表紙はおっさんばかりですが、良い味が出てます。良いぞ!
【淡海乃海 水面が揺れる時 十四~三英傑に嫌われた不運な男、朽木基綱の逆襲】【幸せ】【イスラーフィール】【碧風羽】【TOブックス】【本格大河ドラマ】【戦国サバイバル小説】【小説家になろう】【カステラ】【造幣】【朝堂院再建】【天正大地震】