「男は乳のデカい女に弱いからね」傭兵セレスティアは言い切った。
三角錐が封印していた惑星破壊級の宇宙怪獣の処置も終わり、正式にクルーに加わることになったショーコの退職手続きのため、ヒロたちはイナガワテクノロジーの本拠地へ向かう。だが、行く手にどうやら宇宙海賊らしき新たな謎の影。海賊はおびき出して殲滅してやるとあの手この手の仕掛けをするが、そこで浮かび上がってきた謎の敵の正体はグラッカン帝国の皇帝の妹、つまるところミミのおばあちゃんだった……。
おばあちゃんは賞金稼ぎ。
美女美少女のハーレムを築き、金にも不自由しないヒロをうらやむ声もありますが、それは結局トラブルの代償。怪物があふれるコロニーに飛び込んだり、生身でテラフォーミング中の惑星に降下したり、巨大怪獣と生身で戦わされたりといったやっかいごとがあってのことなのだ。
「結晶生命体の群に単艦で突撃した件もありましたが」
「あれは別に危なくなかったし」
そういうところは『ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた』などと同じ。報酬と対価がつり合う話は面白いのです。
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