一般にライトノベルと呼ばれている文芸作品群には、従来のジュブナイルの延長である少年少女が主人公であるものと、かつてのサラリーマン夢小説の変化系が混在しているという論に従って、もうちょいリストを見てみることとした。
お仕事小説系ライトノベルなんてものを想定したい。現代社会もしくは異世界でお仕事をすることがメインテーマのものだ。ちなみに、魔王退治や兵士や冒険者の仕事は含まない。技術者・職人・商売人・料理人あたりだろうか。完全な勤め人が主役の話でラノベ系は多くなくて、『これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~』(2016)みたいな技能職を主人公にした社内ミステリのようなものなものか物語式のノウハウ本しかない。領地経営も別カテゴリだろう。お仕事にしてしまったら、『太閤記』や『三国志』だってお仕事小説だ。ライトノベルはプレジデントじゃない。
「書籍ランキングデータベース」を見ると、シリーズ累計部数50万部以上のライトノベル295タイトルのうち、お仕事小説っぽいのは18作。全体の1割以下で決して多くはない。
書籍売上げでの筆頭が『狼と香辛料』(2006)、アニメ化もされた旅商人の物語。続いて『異世界居酒屋「のぶ」』(2012)、異世界とつながってしまった料理屋が平然と営業を続ける話で、『美味しんぼ』(1983)みたいな現実社会で現代人相手に商売するより、相手が当たり前の料理で大げさに驚いてくれるのが特色。これも一種の格差チートだね。そして、『珈琲店タレーランの事件簿』(2012)が登場します。シリーズ累計部数でいうと93番目くらいに。
店頭で文芸棚を見ていると、カフェや古道具屋でかっこいい主人やかわいい店員や妖怪が活躍するミステリ系文芸ばかりになっているように見えるけど、絶対量ではまだまだ数字は小さそう。
お仕事小説系ライトノベルなんてものを想定したい。現代社会もしくは異世界でお仕事をすることがメインテーマのものだ。ちなみに、魔王退治や兵士や冒険者の仕事は含まない。技術者・職人・商売人・料理人あたりだろうか。完全な勤め人が主役の話でラノベ系は多くなくて、『これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~』(2016)みたいな技能職を主人公にした社内ミステリのようなものなものか物語式のノウハウ本しかない。領地経営も別カテゴリだろう。お仕事にしてしまったら、『太閤記』や『三国志』だってお仕事小説だ。ライトノベルはプレジデントじゃない。
「書籍ランキングデータベース」を見ると、シリーズ累計部数50万部以上のライトノベル295タイトルのうち、お仕事小説っぽいのは18作。全体の1割以下で決して多くはない。
書籍売上げでの筆頭が『狼と香辛料』(2006)、アニメ化もされた旅商人の物語。続いて『異世界居酒屋「のぶ」』(2012)、異世界とつながってしまった料理屋が平然と営業を続ける話で、『美味しんぼ』(1983)みたいな現実社会で現代人相手に商売するより、相手が当たり前の料理で大げさに驚いてくれるのが特色。これも一種の格差チートだね。そして、『珈琲店タレーランの事件簿』(2012)が登場します。シリーズ累計部数でいうと93番目くらいに。
店頭で文芸棚を見ていると、カフェや古道具屋でかっこいい主人やかわいい店員や妖怪が活躍するミステリ系文芸ばかりになっているように見えるけど、絶対量ではまだまだ数字は小さそう。
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