アゾットという、どこかの街にまつわる人物、事象等を集めた事典。
地図はないけれど音符はある街。世界の音を聞き取り調律する「調律師」。死の床屋と愛の床屋。哲学サーカス団。卓球詩人ピングとポング。誰もいない剥製工場の怪物。そして世界は回っている。33回転で……。
雑文調の項目を追っていくうちに、虚構の世界の全体像がぼんやりと見えてくる。こういう企画はときどき見かけます。『ハザール事典』なんてものもありますし、『ヨコハマ買い出し紀行』もそんな範疇かな。しかし、それが作者それぞれによる料理法の違いが見えて面白いものです。
この『すぐそこの遠い場所』もそんな1冊。その街ならではの不思議な職業や商品や現象を通じて、アゾットという世界が浮き上がってきます。
【すぐそこの遠い場所】【クラフト・エヴィング商會】【調律】【街】【事典】
地図はないけれど音符はある街。世界の音を聞き取り調律する「調律師」。死の床屋と愛の床屋。哲学サーカス団。卓球詩人ピングとポング。誰もいない剥製工場の怪物。そして世界は回っている。33回転で……。
雑文調の項目を追っていくうちに、虚構の世界の全体像がぼんやりと見えてくる。こういう企画はときどき見かけます。『ハザール事典』なんてものもありますし、『ヨコハマ買い出し紀行』もそんな範疇かな。しかし、それが作者それぞれによる料理法の違いが見えて面白いものです。
この『すぐそこの遠い場所』もそんな1冊。その街ならではの不思議な職業や商品や現象を通じて、アゾットという世界が浮き上がってきます。
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