付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「鳥は鳥であるために」 野島けんじ

2009-10-24 | 学園小説(不思議や超科学あり)
「吼え癖のある犬を怒鳴りつけても余計に吼えるだけだからね、時間の無駄さ」
 口の悪いメイド、夕香の言葉。

 「呪受者」は特殊な能力と引き換えに宿主になんらかのダメージをもたらす「呪」に憑かれた者のこと。その力ゆえに社会からは忌み嫌われ、マスコミだって率先して煽る風潮があるため、呪受者はその力をひた隠しにして暮らしていた。
 石南花学院に通う高校生・小笹志朗は呪受者であることを隠して生きていたが、その能力をかぎつけた有力者、水星家に拉致されてしまう。そこで知り合った水星家の末娘・小鳩から行方不明の兄・倭を探すのに協力して欲しいと頼まれるのだが……。

 式神使いとかスタンド使いみたいな物語のバリエーション。
 終始、相手の都合も気持ちも考えない図々しくて横暴なキャラばかりで辟易。みんな星になってしまえばいいのに。ひたすらポジティブな志朗の妹、菓の登場がもう1頁遅れていたら本を投げ捨てていたところ。
 別にタイトルナンバーは打ってなかったけれど、最後まで読んで話が全然終わってないなあと思ったら、しっかり続いてましたね。全4巻で完結ですか。

【鳥は鳥であるために】【野島けんじ】【メイド】【蜘蛛】【蛇】【カバ】【保険医】【イジメ】

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「地獄の世界一周ツアー」 ... | トップ | 「裂けた旅券(パスポート)(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

学園小説(不思議や超科学あり)」カテゴリの最新記事