７巻を読んだかどうかも憶えていないけれど、《ゲーム》はまだ続いてました。イラストの担当が変わってなんかしっくり来ないのは、絵柄がほんわり優しすぎるから。この話の登場人物は、みんなカリカリしていて腹に一物隠しているやつばかりで、常に裏切り裏切られて奪い奪われる話なので、こんなにほんわかしているのはイメージと違うのです。
ゲームもついにセブンスランド地下の遺跡での最終ステージ。
ところが地上では七重島総合警備保障が乱入して銃撃を始めていたり、怒りの【Ｍ】が黒人間を大量召喚して周囲の人間すべてを排除しようとしていたり、みんなそれぞれ勝手な思惑の中で混乱が拡大していく。
だが、そんな中、レプラコーンの契約から解き放たれたゆんちゃんが死の危機を迎えていた……。
「皆が幸せになれる方法があるのなら、やらない手はないでしょ」
八真重護はそう取引を申し出た。
想像とはただの理想ではなく望む未来への道標……と言いつつ、みんな結構好き勝手にやってますよね。
【龍ヶ嬢七々々の埋蔵金８】【鳳乃一真】【赤りんご】【ファミ通文庫】【何でもアリの超バトルロワイヤル】【トレジャーハント・ロワイヤル】【巨大学園】【南海の孤島】
スラクサスは魔法の国トゥライで魔術探偵稼業を営んでいる。バクチ好きで呑んだくれ、でぶで大食い、借金だらけで女房には逃げられたダメ男だが、やる気になったときの腕はすごいらしい。
「甘えるのに年齢なんて関係ありません。人は誰でも一人では生きていかれないではありませんか。助け助けられ、甘え甘えられて生きていくんです」
「俺、キーパーだけれど一回ハットトリックってのをしてみたかったんだ」
別の空間につながる迷宮への入り口が幾つも出現する迷宮特区。ランタンは迷宮に挑む探索者の中でも珍しいソロで潜る探索者だ。
社交界に浮き名を流し、若い淑女を苛めたり、恋人のいる男に手を出してみたりと、伯爵令嬢シャナリーゼ・ミラ・ジロンドは典型的な悪役令嬢。でも彼女によって嫌な男と別れることができたり、幸せなカップルが成立していたりと、実はシャナリーゼに密かに感謝している女性は少なくない。
「人間が気にするのは人間だけです。世界を人間とその他で分けて考えているんでしょうね」
「妖怪と幽霊に違いがあるのと同じように、妖怪画と幽霊画にも決定的な違いがある。妖怪画には物語があるが、幽霊画には物語がないんだ」
“カサンドラ”が決して誰にも信じてもらえない不吉な預言をする王女の名前というのは、昔、『カサンドラ・クロス』という映画があったので知ってました。
月刊「ジ・アニメ」の1985年11月号から86年10月号まで連載されていたイラストストーリーを小説化したもので、同時にＯＶＡ「デルパワーＸ・爆発みらくる元気!!」という作品も制作されていますが……これがまあ視聴者にとっても黒歴史にしたい出来で、ストーリーの単純さは置いておくとしても演出が冗長。たまらず最初の３分で早送りモードにしても、まだ展開が遅いというシロモノ。
王都に滞在することになった上月悠斗の一行だったが、そこに現れたのはこの国の第一王女ヴァレンティア。
ある日、当時高校生だった長男が「ぼく、雪風を読んだことあるかしら？」と言い出したので、「あるよ。らせんの廻り方が逆の話」とだけ教えてやった。すると、「ああ、戦友の肉を食わされたり、戦闘機から放り出されたりする、人間の作り出した機械と機械の作り出した人間が戦う話だね……って、それしか覚えてないけど」。
「この世に正しいものなどなにひとつ存在しませんよ。よりましなものがあるだけです。そしてましなものとは、良いものであるとは限らない」
ラーメンが大好きで、何軒もラーメン店をオープンさせながらことごとく潰してきた男が、異世界に転生した。
「茉莉、どうしたらいいのかわからない時は、その時点で自分のできることをしなさい」
