日々好日

さて今日のニュースは

迷走する道路財源一般化

2008-12-03 09:28:36 | Weblog
麻生首相は、道路財源一般化について、使途自由。地方裁量可能な交付金1兆円 
交付を打ち上げました。
是について今までの道路財源から配分されて居た地方道路整備臨時交付金7千億円
とは別に1兆円か?それとも3千億円増で1兆円か?
ハッキリせず迷走していました。
今回、地方道路整備臨時交付金7千億円に3千億円を上積みして、道路整備の公共事業に
使途を限った1兆円の新交付金を創設して地方に配分する事に決定した。
この新交付金は道路を主体にモノレールや駅前広場整備た交通関係の公共事業にと
一定の使途制限を付けました。
地方活力基盤創造交付金(仮称)と言う何か訳が判らない様な新交付金の様ですが
今の地方道路整備臨時交付金と何処が違うのでしょうか?
ただ単に3千億円付け足した今まで通りの交付金としか思えません。
これは道路財源の一般化にあくまで抵抗する道路族の意向を汲んで、麻生首相の
完敗と見るべきでしょう。
しかし使途を限定せず地方に配分した場合は、地方は借金返済やハコ物建設等何に使うか
判らないムダ金になる恐れもあるので、良かったのかも。
また道路特定財源確保のため、揮発油税等暫定税率は今後3年間維持する事も合わせて
決定した。
迷走と言えば麻生首相は09年度予算編成で公共事業費の前年度比3%減。
社会保障費自然増加分2200億円削減等を盛り込んだシーリングは維持しますと明言しました。
処が党総務会は麻生内閣支持と引き替えに、公共事業費や社会保障費削減の
小泉改革以来の財政再建路線を3年間凍結する様に脅迫してきました。
今は経済政策優先で、財政再建派は声を潜めてしまいました。
本当にこれで長い日本の将来を考えて良い方策だろうか?
経済政策優先と言いながら、悪い政策の見本見たいな定額給付金や速効力に疑問視される
30兆円近い二次補正予算に組み込まれた経済支援実体は体の良いバラマキ
と言われて、本当に機能するのだろうか?
政策より政局を選んだ現内閣に日本の将来を託して本当に安心なのだろうか?