日々好日

さて今日のニュースは

またもや混乱か?

2008-12-04 08:45:37 | Weblog
2009年度予算編成の基本方針が、経済財政諮問会議で取りまとめられ臨時閣議決定しました。
今年6月に09年予算編成の骨太方針案決定、7月シーリング閣議決定。    
2011年までには基礎的財政プライマリバランスを黒字化する事を明言しました
これらは、皆先の福田政権が決定したものとは言え、麻生政権になっても、是を
堅持すると明言していました。
処が経済不況対策優先となってから、麻生首相はシーリングに盛られた、公共事業の3%減と社会保障費2200億円削除について、これを維持すると微妙に言い回しに変化してきました。
そして今回、世界的金融危機は日本経済に打撃を与え既に景気後退局面に入った。
財政再建路線は状況に応じ果断な対応を機動的かつ弾力的に行うと、誠に判りにくい言葉で路線転換を表明しました。
早い話小泉政権が打ち出した財政再建路線から脱却を宣言した事になります。
選挙対策としか思えない、経済対策優先を口にする自民党幹部の財政出動派の
前では、幾らシーリングに努力すると言っても、それは冷房(歳出抑制)と暖房(景気対策)を一緒に廻して居る様なものだと比喩される状況です。
景気対策の姿勢を見せる事で自民党の延命を図りたい議員には、最早國の事や、 
肝心の中小企業や国民の実体はどうでも良い事なのです。
先日決定した道路財源一般化の1兆円の道路限定の新交付税(地方活力基盤創造
交付金・仮称)とは別枠で自治体が自由に使える交付金1兆円を決定し調整に
入ったと言う。次々と実行するバラマキ政策どうもドブに捨てる様な気がして
なりません。
問題は財源です。景気先行き不安で税収は減る一方。埋蔵金もそんなに当てには
なりません。当然行き着く先は赤字国債の増発しかない。
財政再建処か更に財政悪化へ加速度をつけて居る様な状況です。
財政出動派が言う世界的経済危機には、この際後先構って居られないと云う事も
理解出来ますが、何か党利の選挙対策のニオイがしてなりません。
本当に景気対策を真剣に考えるなら何を差し置いても2次補正予算の早期成立が
最重要課題ではないか?
兎に角この頃麻生首相の統率力が無く、発言がコロコロ変わりその度に自民党全体がバラバラで右往左往して居る様(さま)は見られたものではない。