日々好日

さて今日のニュースは

渡辺元行革相の造反?

2008-12-25 10:58:11 | Weblog
前の福田内閣時代、国家公務員法改正や行政独立法人の統廃合で、悪戦苦闘しそれなりの評価を得た渡辺元行革相にとっては、全く消えてしまったのではないかと、思われる構造改革や行革の声、さぞ不満が貯まって居たのでしょう。
交代を切望する渡辺元行革相と解散総選挙を先延ばしにする麻生首相当然相反する
立場に居ます。
今回民主党の雇用4法案採決に際し、自民党から一人賛成票を投じ回りをビックリ
させました。更に衆院本会議で民主党提出の解散要求決議案に自民党から一人賛成し、波紋が更に広がりました。
すは政界再編の幕開きかと色めき立ちましたが、本人は離党の意志も新党樹立も
否定し、信念で動いたので、さあ殺すなりどうとなりしろとケツを巻くってしまいました。
反麻生の機運が広がる事を恐れた自民党執行部は、異例の早さでスピード処分を
下しました。
党内処分では2番目に軽い戒告と言う全く無きに等しい処分です。
自民党内からは除名等重い処分を突きつける議員も居て特に地方からの突き上げが
激しかったという。
ギクシャクし出した党内をこれ以上増大させたくない党執行部が臭いものにはフタをと早急に対応したのが真相ではないでしょうか。
一方改革派の旗頭で上げ潮派の頭目である中川元幹事長は、今の処黙りを決め込み
動こうとはしないようですが、何かこの渡辺元行革相の造反劇は一嵐来そうな雲行きです。
解散選挙はた果たして何時?そして政界再編は必ず有る様でどの様な政界地図が
出来上がるのでしょうか?

09年度予算案と中期プログラム閣議決定

2008-12-25 09:51:44 | Weblog
政府は24日に、一般会計総額88兆5480億円と言う過去最高の2009年度予算の政府案を閣議決定しました。
又併せて懸案の社会保障と税制の中期プログラムも、色々な問題を積み残したまま
これも閣議決定されました。
景気低迷で13・9%も激減した税収、46兆1030億円。所謂埋蔵金活用した税外収入
9兆1510億円。昨年比で27・7%増の赤字国債25兆7150億円
と建設国債を併せて国債発行額は33兆2940億円となりました。
国債依存度は、37・6%。最早泥沼に入り込み、09年度末国債発行残見込みは581兆と言う償還不可能と思われる巨額な借金を次の世代に残す事となります。
歳出については社会保障費が基礎年金国庫負担増等で14%も膨れあがり24兆
8344億円。公共事業費が又復活し7兆701億円に増額された。
その分ODA援助等が削られ一般歳出は51兆7310億円となりシーリングで
取り決められた上限47兆円を大きく上回る事となった。
自治体関心の地方交付税交付金(これは入り口部分です)が 16兆111億円と6・4%増となっていますが、特別会計を通さない、地方特例交付金が逆に減となっています。
細かい事は新聞紙上に出ていますが、100年に一回の経済危機に対応する来年度
国家予算、来年早々提出されるであろう第2次補正予算等は、果たして麻生首相が
大見得を切る、世界で最初にこの不況から脱出を図る生活防衛のための大胆実行予算となりうるのだろうか?
麻生内閣の支持率急降下や霞ヶ関官僚とのすきま風、自民党内や公明党との共闘
関係のきしみが、目立ち足下は大丈夫なのか?
色々の問題を積み残し、今年の臨時国会は事実上閉幕しました。