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2009年度予算内示

2008-12-21 10:16:48 | Weblog
昨日2009年度予算原案が来る24日の閣議決定前に各省庁に内示されました。
一般会計総額は前年度当初予算比で、6・6%増しの過去最高となりました。
90兆と言われていたが、それでも88兆5480億円に膨らんでいました。
歳入は税収が昨年より7兆4500億円減で46兆1300億円です。
国債発行額が歳入の37・8%に当たる、33兆2900億円で基礎的財政収支の赤字幅も約13兆円に広がり財政健全化はまたも遠くなってしまいました。
これで国債の発行残は581兆円となりました。
今回は基礎年金の2分の1国庫負担の財源等で所謂、埋蔵金6兆8200億円が 税外収入の9兆1000億円の中に組み入れられましたがこれはあくまで緊急避難的処置で問題を今後に先送りしたものと思われます。
さて歳出の部ですが、先に概算要求シーリングで決めた47兆8400億円は
経済危機景気浮揚政策等で大きく膨れあがり51兆7310億円となりました。
ひとつには、道路特定財源の一般財源化で6500億円が特別会計から一般会計に
振り返られた事から一般歳出が膨れあがる原因でもあります。
国債償還率関係等で国債費は20兆3千億円に押さえられたが、地方交付税は  交付税特別会計算入分と特例交付金を含み約16兆6千億円で納まった様です。
尚地方交付税の中には自治体が雇用対策に使える1兆円が加算されています。
問題の社会保障関係ですが、基礎年金の2分の1国庫負担と自然増加分等で昨年比
で3兆円ばかり増加の24兆6千億円となりそうです。
気になるのは、公共事業は昨年比で4千億円ばかり減ですが、防衛費は変わらずで
何故か文教科学振興費が公表されてない事です。
その他の項目で経費項目別の予算額は不明です。
いずれ閣議決定したら、公表されるのでしょうが、何らかの意図を感じてなりません。