日々好日

さて今日のニュースは

請負労働者と派遣労働者

2008-12-10 19:41:34 | Weblog
大分キャノンで今おかしな事が起きている。
この頃は労働者を集めるのも色々抜け道があるらしい。
バブ崩壊後、企業は正規社員をリストラで切り抜けました、その後団塊の世代の大量退職と続き、後補充は非正規社員で補ってきました。
処が頭の良い企業は、仕事そのものを、請け負い子会社に落とす方法を、考え出しました。
同じ会社の同じ工場で同じ様な仕事を、請負会社が請け負い労働者を使い仕事する
今回の様な経済危機に際して、操短が出て来ても請負会社を切れば良い事です。
大分キャノンは人員整理はしていませんと涼しい顔をして居られるのです。
今回大分キャノンで切られた1100名は請負会社の請負労働者なので、どうも
キャノンは取り合わないらしい。
全くずる賢いやり方です。そこまでしなくては、企業として生き延びられないの
だろうか?
天下のソニーが、世界の非正規社員と正規社員1万6千人規模で削減すると言う。
どうも金融危機が人を信じられない信用収縮で始まった様に、今企業が行っている
人員削減は、虚像に怯え必要以上に身構え更に悪化の道を辿って居る様に思えて
なりません。
とは云っても物が売れない、景気がドンドン悪化してくれば、やむを得ない事なのでしょう。
前回の世界恐慌が最終的には仕事がないと言うのが全ての問題と言われてました。
それを解決したのがニューデール政策と言われて居ます。
今回もどうも同じ様な経過を辿って居る様な感じがします。
このまま非正規社員から正規社員と人員整理が進めば、恐慌になる可能性が出て
来たのではないかと思われます。
政府はもう少し長い先を見据えた救済策を行って貰いたいものです。