日々好日

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世界の動き

2008-12-29 09:49:37 | Weblog
イスラエルのガザ地区爆撃は本当にすさまじい。
外電によるとこの年の瀬の迫る27日から、パレスチナ自治区ガザ地区を支配する強硬派ハマスの関連施設に、空爆を続行。これに対しガザの武装勢力は報復の  ロケット攻撃を本格化しイスラエル中部都市にも着弾し始め紛争は一層長期化しそうと、報じています。
パレスチナ空爆による死者は既に286名負傷者は900名に達したと言う。
イスラエルは今後地上戦にむけ国境に戦車を集結させて何時でも開始出来るように
臨戦態勢で臨んでいると言う。
パレスチナ問題は何千年前と言う我々日本人の常識では推し量れない年月の確執 
産んだ紛争です。
どちらも言い分が有り、それぞれ正当化されています。
それでは休戦の話し合いのついた今何故と言う事ですが、イスラエルには総選挙を
控え世論操作の国内事情が有ると言われています。
頭越しの話し合いに、反発するハマスの暴走、憎しみ合いは、益々泥沼化してきています。
また何時も調停役で、しゃしゃり出てくる米国が今丁度大統領の交代時期で謂わば
空白につけ込んで直接行動に出たのでは無いかとも言われて居ます。
日本と違い、米国では大統領の交代まで可成りの空白が出てくるようです。
しかし今年も後残り二日、大統領就任の来年1月20日まで一月を切りました。
次期大統領オバマ氏は国務長官にヒラリークリントン氏。国防長官ロバートゲィツ
氏。財務長官テモシィーガイトナー氏。司法長官エリックホウダー氏等、主要閣僚
や高官の指名任命を行い万全の体制での臨んでいます。
先のクリント大統領時代の切れ者や民主党、共和党の実力者もとり込んでの組閣です。
日本では考えられないケースです。
就任後突きつけられるのがこのパレスチナ問題や、経済危機対策、米国自動車  
3ビック救済問題。北朝鮮との6ケ国開催問題等々・・山積しています。
既にイラクからは16ケ月かけて全軍撤退アフガンに戦力を振り向けると明言して
居ます。
また労働者や低所得者への減税と富裕層への減税廃止を約束して居ます。
何処かの國の首相にも推すすめしたい様な良い政策です。
ただオバマ大統領になったら日本との関係が一番心配されます。
オバマ氏は日本を重視する事には変わりがないと力説していますが、日本はかって
クリントン民主党大統領時代苦い経験をしています。米国民主党と日本との絆は
薄く、ほとんど無きに等しいと言われて居ます。
ブッシュ時代の日韓重視のアジア政策は、中国をパートナーと明言するオバマ政権
下では中国重視の政策へ転向して行くでしょう。
日本もアメリカ依存体制を見直す良い機会であるかもしれません。
一番心配されるのは、オバマ政権が保護貿易政策に大きく梶を切らないかと言う
疑念です。
すでにその兆候があります、選挙期間中にデトロイトでおこなった演説では自動車
は日本韓国車でなく米国車を買おうと呼びかけて居ます。
経済危機で国家的行き詰まりの見えだしたロシアは保護貿易政策を打ち出し始めました。
先の世界恐慌で巻き起こった各国の保護貿易政策が第二次大戦を呼び起こしたと言われて居ます。
現在はその様な単純なものでは無いので大丈夫だとは思いますが、矢張り気になります。