日々好日

さて今日のニュースは

中期プログラムと麻生首相

2008-12-18 14:46:36 | Weblog
政府は、経済財政諮問会議で、社会保障と税制の中期プログラム案を、取りまとめました。
次期衆院選を狙い自民党幹部や公明党中心に消費税等増税時期の明示に反対して いたが、麻生首相の強い意志を汲んで、中期プログラムに消費税増税は3年後と 明記されました。
プログラムの内容は、増大する社会保障費の財源を消費税で賄う方針として、
抜本改革を2011年から実施し、2015年まで段階的に行って持続可能な財政
構造を確立する。
これには、与謝野経済財政担当相の強い意志が見られます。
ただ消費税増税実施には潜在成長率で判断されるが、日本経済の本来の実力実質
成長率1%半ばを達成を条件に挙げて居るが、消費税引き上げ幅については具体的な明示は無い。
いずれにしてもそれまで麻生政権が続く事はまず無いで有ろう事から、難題の先送り、丸投げと言う批判は避けられません。
是が与党との調整で、どう変わり24日の閣議決定となるか、今の所、先が読めません。


米国ゼロ金利

2008-12-18 13:31:16 | Weblog
米国FRBは恥も外聞もなくとうとう0~0・25%の実質ゼロ金利に踏み切りました。
世界経済のリーダーと自負していたアメリカが此の状態です。
米国の自動車ビッグ3が破綻すれば300万人が失業するとされています。
将に1930年代の世界恐慌の再来です。当時と異なり現在は、可成り条件が違い
ますが、米国は現在大統領の交代時期の空白です。経済危機は待って呉れません。
GMは破産法適用申請を検討中との話があるが、ブッシュ政権は既に成立した  63兆円の金融機関向け緊急経済安定化法から急遽資金支援を検討して居るとの事
兎に角なんとかビッグ3が破綻だけは避けたいとの意向だけは有るようです。
しかし、オバマ新大統領が来年1月20日就任して 直ちにするで有ろう事は  デフォルト国家債務不履行宣言ではないかと言われています。
兎に角ブッシュ政権が約束した事は全てパアーにして新たに契約し直しをすると
言う事です。
言うは簡単ですが、実行すると米国の面目丸つぶれで、世界の信頼を無くしてしまう恐れがあります。果たしてそこまでするか?
地に墜ちたと言えまだまだ米国経済は世界を圧しています。BRIKSの中国も インドもまだ米国に取って代わる力はありません。
ましてやフランスが言うEUの世界覇権は空中分解状態では無理な話です。
といって日本は、米国が咳すると、日本が風邪ひくと言われる位で、とてもとてもだ。
前の世界恐慌は第二次世界大戦の引き金になったと言われています。
この世界経済危機もまた、対応を間違えると、世界大戦を引き起こす可能性も否定出来ません。
輸出立国の日本にとっては、ドル安円高は二重の苦しみです。
1ドル87円。底の見えない奈落の淵が何処まで続くのやら。