日々好日

さて今日のニュースは

カナダでG7会議開催さる

2010-02-07 11:29:07 | Weblog
先進7ケ国財務相及び中央銀行総裁会議G7がカナダのエスキモー居住の地イカルウィット
で2日間にわたり開催されました。

中国等新興国の台頭で陰が薄くなったG7会議今回は膝をつき合わせる「炉端対話」方式を
とりました。

今問題になって来て居るギリシアの財政問題等強い関心が寄せられフランスからは支援の
私案が提出されたが、継続検討で結論は出なかった模様です。

現在米国のオバマ大統領がとって居る金融危機再発防止策や金融規制の強化には理解は
するも懸念を示しました。

確かに国費を注入した金融界で高額のボーナスを貰って居る事に憤慨する事は理解できるが
少しやりすぎとの声も挙がったとか。

議長国のカナダから、世界経済は回復しつつあるが、確固たる回復基調はまだ見えないとの
議長国声明が出されました。

今後金融危機再発防止をにらみながら、景気刺激策継続の必要性を強調すると共に、各国
共に歳出拡大で悪化した財政の健全化への道筋を示す「出口戦略」の必要性を確認した。

我が国からは菅財務相と日銀総裁が出席し金融政策と自国の財政について説明を行い、
2010年度予算案の概要や新成長戦略について理解を求めました。

また拡大していく中国経済についてバブルの懸念を述べました。

日本経済の先行きは明るくなったと言われるが、相変わらずの円高株安で未だ本格的な
復調は見えず、デフレ傾向と財政悪化は更に進化して、経済の二番底さえ懸念される
始末です。

中国等新興国のすばらしい躍進振りを如何に日本経済に取り込んで行くか?

世界経済の中で日本経済が果たす役割は何か?

国民総生産GDPの世界第2位の座を中国に明け渡すのも時間の問題だろうと言われて居ます。

益々日本の立場は微妙なものになって来る可能性があります。

処で今後のG7会議については、独自性を求めG20の首脳会議とは距離を置いて開催
すべきとの申し合わせで閉幕しました。