日々好日

さて今日のニュースは

ガッカリの初の党首討論

2010-02-18 08:35:19 | Weblog
一応予想はして居たがここまで無味乾燥な党首会談とは予想出来ませんでした。

国民は消化不足で益々イライラは募るばかりです。

谷垣自民党総裁は「カネと政治」の追求に持ち時間の49分の4分の3を使い激しく
追求しました。

まず確定申告の時期で鳩山首相が脱税をする様では国民は納税意欲を削がれると
切り込んで来ました。

これに対し知らなかった。申し訳ない。申告納税した。と平謝りです。

次に小沢幹事長の問題で鳩山首相は国会での説明への進言はあり得ると答えました。

また民主党議員の日教組からの不正献金疑惑に絡み追求されたのに対し鳩山首相は
企業団体の政治献金の全面禁止を提案し切り返しました。

これを断たれては自民党がやって行けないので、はぐらかして谷垣総裁は逃げました。

反応したのは元自民党と連立を組んで居た公明党党首です。
民主党と大いに討議しましょうと問題提起をしました。

現在政治資金規正法は(規制ではありません)国民の浄財を政党に支払う代わりに政治家個人
への企業団体等の政治資金を禁止して居ます。

処が骨抜きにされ政治家の、支援団体や政治資金管理団体を経由すれば企業団体が政治献金
が出来る様になり、更に小分けしたりして違法の政治献金が罷り通る状況になって居ます。

この政治献金が利益誘導の利権を生み日本の政治が堕落してしまったのです。

その張本人が自民党で、本来政治とカネを追求されるべきなのは自民党のはずです。

民主党を引きずり降ろすための追求は少し的外れでないかと国民はさめた気持ちで居ます。

もっとも小沢幹事長の件では責められてしかるべきと思われる点が多々あるやに思われます

しかし党利党略のため党首討論の場で長々と追求すべきものか疑問に思えます。

国民が討議して貰いたい景気や雇用、社会保障、年金、財政立て直しや財源問題、国防や 
普天間基地移転問題等々・・一杯あります。

残りの数分で消費税問題や財源問題普天間基地問題が出て簡単にかたづけられました。

本当にガッカリです。

これではまだ衆院の予算委員会の討議の方がまだましな感じさえする党首討論会でした。

ただ鳩山首相は5月に必ず普天間基地移転は決断すると言い切りましたが、社民党が国外
移転に固守し地元沖縄が皆当然の様になってしまった今どうする妙案があると言うのか?

消費税は4年間値上げしない事を改めて確約したが、選挙公約を完全実行する財源の目途が
あるのか?

兎に角今回の党首討論は、改めて与党野党の溝の深さを思い知らされ、自民党が国民の方を
向かず党利党略に徹して何が何でも民主党を政権の座から引きずり降ろそうとして居るのが
アリアリと見えた事です。