日々好日

さて今日のニュースは

小沢幹事長の続投

2010-02-09 08:35:39 | Weblog
昨日小沢幹事長は資金管理団体陸山会の収支報告書虚偽記入事件で不起訴になって初めて鳩山首相と
「小鳩会談」を行いその後記者会見を行いました。

記者会見では違反事実が無い事が証明されたので、鳩山首相に幹事長続投の正式了承を得たと胸を 張って説明した。

ただ会談内容は鳩山首相との説明に若干ずれが認められました。

鳩山首相は「色々と心配かけたこれからも幹事長役を続けて宜しいか」と尋ねられたので「ハイ」と申し上げたとの説明です。

これに対し小沢幹事長は「事件に区切りがついたので、幹事長の仕事を続けてよろしいか」と判断を仰ぐと首相は「是非一生懸命
頑張ってほしい」と激励されたと報告しました。

微妙な説明で二人の関係が判る様な気がします。

なお鳩山首相は国会で小沢幹事長の責任問題の質問に対し責任はあるとはっきり回答しました。

今や小沢幹事長は民主党政権を支える大事な存在であると同時に、政権を脅かす最大の貧乏神でも
あります。

何処の内閣支持率の世論調査でも4割台に下降し不支持が支持率を上回る調査さえあると言う。

また世論調査では8割が小沢幹事長は説明責任を果たしないと回答し、7割が幹事長を辞任すべきと
の回答だったという。

ここで不思議な現象は、民主党の支持率の減少は判るが、それと共に自民党も支持率を落として居
ると言う実態をどう判断すべきか?

国民は小沢幹事長の続投は望まないが、民主政権はまだまだ期待を掛けて支持するとの回答なのか?

考えて見ると小沢氏は今まで損な役割ばかり押しつけられて来た様です。

生来の悪人面と豪腕な駆け引きで政界を渡って来た政治家で、いつも政治の変革の時のキーマンで
ありました。

「こわし屋」の異名を持つ変革の立役者です。

尊大な態度、絶えず先を読む世渡り巧者、反面権力欲は意外に淡泊でいつも仕事仕掛け人に徹して
居ます。

全く判らない人物です。

自民党もこの小沢幹事長を落とせば民主政権はガタガタになると踏んで、ここを先途と攻めかかる
のかもしれません。

国会の場は毎日が針のムシロに座らせられて居る思いでしょう。
党内からも反旗が翻がり益々立場は不利になって来そうです。

一番の痛手はマスコミに乗って騒ぎ立てる世論かもそれません。

身から出たサビとは言え少し可哀想な気もします。

矢張り時期を見て何らかの責任を取らざるを得なくなるのでは無いでしょうか。