日々好日

さて今日のニュースは

枝野行政刷新会議担当相誕生か?

2010-02-10 11:47:12 | Weblog
菅財務相就任に伴い、行政刷新会議と国家戦略室担当相等を兼務して居た仙谷氏を国家戦略室担当相
に専念させる事に、鳩山首相は固まったとの事です。

そして行政刷新会議担当相には新たに枝野民主党元政調会長を当てるとの事です。

国家戦略局と行政刷新会議を車の両輪にたとえて施策を推し進めて行く民主政権の構想であったが、
法の体制が間に合わず、また専属スタッフも選出出来ず国家戦略局が戦略室に格下げされ思う様に
起動しない状態が続いて居ます。

一方公務員制度改革や経費削減を目的にした行政刷新会議の活躍はめざましいものがあった。

特に2009年度補正予算凍結の業務仕分けは、世間をアッと言わせ一斉に注目を浴びました。

その業務仕分けの統括役として辣腕を振るったのが枝野民主党元政調会長です。
情け容赦なく切り捨て御免で民主党の蓮ほう参院議員ともに必殺仕掛け人として力を振るいました。

枝野民主党元政調会長は菅副総裁が財務相就任と同時に首相が仙谷氏を補佐する首相補佐官に
起用する方針でしたが色々の都合でそのままになって居たらしい。

枝野氏は岡田外相や前野国交相と同じ様に小沢体制に距離を置く七奉行の一人でもあります。

今後政治主導確立関連法案が成立すると、本格的に国家戦略局と行政刷新会議及び地域主権戦略会議
この三つのシステムが動き出すのではないかと思われます。


ソプリンリスクとギリシアの財政赤字

2010-02-10 09:40:27 | Weblog
今欧州で第2の金融危機勃発かと恐れられて居るのがギリシャの財政悪化に伴うソプリンリスクの
周辺国への波及です。

此は人ごとではなく日本も大変警戒すべき事です。
今や我が国の財政悪化は手の施し様もない所に向かいつつあると言われて居ます。
我が国の借金は973兆円で国民総生産高GDP、480兆円の約2倍と言う状況です。

いわば稼ぎの倍の借金がのしかかり利息払いにキュウキュ言って居る借金地獄の中に居ると思えば
間違いありません。

ソプリングリスクとは、又の名をカントリーリスクとも言われ海外に投資したり融資する場合その国
の信用度がどれ位有るか表すものです。

国民一人当たりの国民所得や外貨準備高。国際収支。政治の安定度等を判断基準としてその国の債務
返済能力の程度を判断します。

その国の政変や資本流入規制や為替予約の実行が困難になる経済規制等で起きるリスクを言います。

日本の国債発行高はすでに安全範囲を超え世界金融界のランク付けは下がる一方です。
ランクが低いと利息を高くして引き受け手を探さねばなりません。
更にそれが財政悪化を呼び最終的には資金調達が出来ず破綻となってしまいます。

今ギリシャで起きて居るのが将にこの現象です。
これはギリシア一国の問題でなくこれは更に周辺国に波及する恐れがあって、フランスが今回G7で
救済私案を提出したのもそこに有りました。

日本国債は他国と異なり殆どが自国で引き受けて居るので心配ないと思われますが先物の、
から売りと言う実体経済とはかけ離れたマネーゲームがあります。

ここでは先物の差金決済で膨大な利益を上げる事が可能でその標的に日本の国債が挙げられたら、
それこそ日本は無惨な状態になる可能性があると指摘されて居ます。

遠い欧州で起きているギリシアの財政問題も、我が国にとっては関係有る事の様に思えて深い関心
を寄せて居ます。