日々好日

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事業仕分け第2段ターゲットは公益法人

2010-02-27 08:38:11 | Weblog
前政権の2009年補正予算削減のため行政刷新会議が行った業務仕分けは、目新しさと
小気味良さが大変好評で、国民の支持を得ました。

この時の仕掛け人の統括者枝野氏が仙谷担当相の後を受けて行政刷新担当相となりました。

今回、枝野行政刷新担当相が「事業仕分け第2弾」として公益法人を選び、選定に
当たる7基準を発表しました。

2007年度時点で独立法人から1000万円以上の公費支出を受けた公益法人。

法令で国から権限を付与されて居る公益法人。

公費からの支出が5割以上の収入を占める公益法人。

天下りを受け入れて居る公益法人。

財産が10億円を超える公益法人。

地方自治体から支出を受けて居る公益法人。

国から公費支出を受けた法人でその事業を外部に委託して居る公益法人。

まず7000を超える国所管の公益法人の中から、此の7項目に該当する公益法人を
選び出します。

これで官僚OBの天下り費に国費が使われてないか?
トンネル機関で非効率な運営の公益法人をあぶり出し是正する。
地方自治体に「みかじめ料」等強制的に要求の公益法人を廃止させる。
単なる公費の貯め込みのための公益法人を摘発し吐き出させる。

これで2011年度の予算編成の折り、公益法人に対する事業委託や補助金のムダ使
いの削減に繋げたい意向との事で、誠に結構な事だと思います。

この基準から言うと殆どの公益法人が該当するのではないかと推測されます。
枝野行政刷新担当相はこの中から更に絞り込んで俎上に上げると言明して居るのでその選別
にも異論が出て来るのではないでしょうか?

又此と合わせ行政刷新会議内に設けられた公益法人関係者からの「内部告発」情報の収集を
行う「ハトミミ.COM」は私はどうも賛成出来ません。

チクル事を推奨する様な政策は余り良くない結果を呼びはしないかと心配します。

根本的には今の政治構造に問題がある様に思えてなりません。

あまりにも大きくなりすぎた行政、所管の独立法人や公益法人を設立させて代行させないと
やっていけなくなって居ます。

いわば官庁の補助機関が、花形でもあり、名前だけの機関で、実際の仕事は下請けの
下請けが行うと言う状況です。

口利き料に多額の国費を使い、天下り官僚を養って居るのが今の公益法人の実体と言
われても仕方ない様な状況です。

しかし此はあくまで憶測で、何も判ってないくせに「推測でものは申すな」と言われば、
「ハイそうですか」と引き下がらざるを得ません。