日々好日

さて今日のニュースは

前期高齢者医療に公費投入検討か

2011-03-03 10:19:47 | Weblog
団塊の世代の大量退職に伴い、市町村運営の国民健康保険の財政が圧迫して
全国健康保険協会所謂協会健保にも前期高齢者の医療給付費負担をお願い
してきました。

協会けんぽは、ご存じ中小企業の従業員で構成する医療保険団体で、不況等
で厳しく、今や「協会けんぽ」そのものの存在さえ危うくなってきました。

其処で政府は現世代に医療費負担軽減の為、協会けんぽに公費を投入する事
の検討に入った。

現在65歳以上75歳未満の前期高齢者の窓口負担を除く医療給付金は
10年度で5兆3000億円であった。

是を大企業や協会健保等に負担を求めて来たが、協会けんぽの財政悪化で
何とか手当を求められて居た。

現在75歳以上の後期高齢者は公費負担が5割となっています。
もし75歳未満の前期高齢者も、5割公費負担となると2兆円以上
となるので当面は公費負担は2~3割程度に落ち着きそうだとの事。

また財政基盤が弱くなり2600億円以上の赤字を抱える市町村の
国民健康保険や、不況の影響で保険料減少に苦しむ協会けんぽにも
公費拡大が検討される事になったとの事です。

参院予算案1日遅らせ受領其れが何なんだ

2011-03-03 09:40:12 | Weblog
参院でまたオカシナ事をやっています。

西岡参院議長は参院本会議で3月1日可決された2011年度予算案を参院は
3月2日に受け取ったと決めたと言う報道がなされた。

本来予算案と予算関連法案は不可分の法案の筈ですが、審議拒否を回避するため
分離し後日審議と言う異例の措置を取った政府。

それに反発した参院議長の思惑か現行憲法では慣例破りの措置に出ました。

どうも年度内予算案の成立を阻みたいと言う意志が見え見えで同じ民主党員とは
どうしても思えない行為です。

これは単に1日受領を遅らせたと言う単純な問題ではなさそうです。

これまでは参院で法案審議未了の際は衆院の優越で参院送付の日から30日後に
法案は自然成立する様になっています。

処が今回は気にくわないから、参院での受領を1日遅らせて抵抗を試みたと考えられ
何か西岡氏の菅政権に対する憎しみすら感じてなりません。

混迷する政局をなお一層かき混ぜる様な悪意すら伺えます。

結果的には予算案が成立しても予算関連法案が成立しないと裸同然の死に体予算案では
あるけれども・・・

まあ今回は1日遅れてもどうあれ大勢に関係なく自然成立は可能ですが、今後参院の
考えひとつで法案が大きく変わる可能性が出て来た事は事実です。

是が果たして参院の独自性の確立なのか?

全くおかしな西岡氏の慣例破りの措置です。