日々好日

さて今日のニュースは

米英仏リビア攻撃す

2011-03-21 08:26:02 | Weblog
昨日、米英仏等5ケ国からなる多国籍軍が、国連安全保障理事会決議に基づき
反体制派支援のためリビア軍へ攻撃を始めた。

巡航ミサイル112発。フランス軍機は軍用車両等多数破壊。米海兵隊攻撃機は
リビア政府軍を空爆しました。

この処益々強気になって来たカダフィン大佐、このまま放つて置くと、内乱に
発展して、他のアラブ諸国に伝染しかねないとの懸念と、益々高騰する原油の
価格を止めなければと言う切実な経済問題も絡んでの判断でしょう。

主にフランスが主体になってリビア攻撃が始められた。
サルコジ仏大統領のどきついスタンドプレーの一面も見られ米国は側面
支援を強調しています。

攻撃の理由はあくまで国連安保理事会決議の飛行禁止区域設定支援の措置
となって居るので地上軍の投入は行わず短期的ものとしています。

処がカダフィン大佐は強気で今回の攻撃は欧米軍の十字軍侵略と称し
反欧米感情の強いアラブ諸国の支援を期待しています。

またカダフィン大佐は国民にバラマキ政策を行い大変人気が高い反面
もあって、国民の中には強固な支持派も多いとの事です。

それに大国の中国やロシアが軍事介入を批判して居るのでフランス一國が
幾らガンバッテも事は余り上手く行きそうになく可成り長期化する可能性
があるとの見方もあるとか。

日本は未曾有の東日本大震災で手一杯で米国とて日本支援に米軍の一部を
割いて支援に当たっているのでこれ以上のリビア攻撃の拡大は望まない
状況です。

今回のリビア争乱はもちろんチニジアやエジプトで起きた独裁政権打倒の
嵐の中で起きたが、リビアはチニジアやエジプトとは可成り違った要素
を持って居て反体制側の思惑通り事が運ばなかった。

またカダフイン大佐も弾圧の手を緩めず、徹底抗戦を言明し、このままでは
内戦発展は必至と云われ出しました。

現在中近東の政情不安、原油確保が危ぶまれ投機の思惑買いで、原油価格が
高騰して居ると言われて居ます。

本音はもうこの辺でカダフイン大佐に辞めてて欲しいと言う処ですかね。

大国の傲慢と言う面もあると穿った考えもあるが、正直な処民衆の多数が
望むならそれに従う事がベストな選択と思われてなりません。