規制仕分け始まる

政府は新戦略成長実現の経済支援のため構造規制改革を打ち出して来ました。

是まで行政刷新会議が規制制度改革に関する分科会で討議して来た１２項目の
規制に関する仕分けを昨日今日と行って居る。

まずこの規制仕分けの対象は主に下記に様なものである。

構造変化や技術革新で時代の変化に即してないもの。
国際基準に整合してないもの。
国民や企業に過度の負担をかけ、行政のムダなもの。非効率なもの。
国民生活に密着して居るもの。
改革実現に波及効果が大なもの。

これに適合する１２項目を選び今回「規制仕分け」の対象としました。

主な項目は医療品のネット販売規制問題について。
医療関係では訪問看護の規制問題や医療品・医療機器審査手続きについて。
農業関係では農地・酪農の規制問題について
マンション投資に対する規制について
電気自動車の急速充電電池・リチウムイオン電池の取り扱いについて。
再生可能エネルギィーに関する規制について等々・・・

現在一般用医療品は第３類医療品を除きネット販売を禁じ対面販売となって
居ます。

今回規制仕分けでは第３類医療品以外でも安全性を確保する具体的要件を
設定の許、ネット販売の拡大を求めました。

一般医療品のネット販売については現在訴訟中もあって薬害被害者団体の
１６団体はネット販売制限規制の継続を訴えています。

また薬剤師の存在が問われると日薬会は断固反対です。

是に対し動けない人のため医療品のネット販売拡大を願うネット販売業界の
熱い要望があります。

この一つを取っても規制緩和の重要性が判る様な気がします。

さてこの規制仕分けはどの様な結論に至るのか注目して行きたいと思います。
巷には政権延命の出しがらしのパフォーマンスの一つと評する声も有る様ですが・・・

ＰＳ

事業仕分けと規制仕分けについて事実誤認があったので訂正させて頂きます。

外国人献金問題で前原外務大臣辞任

前原外務大臣が政治資金規正法違反で責任をとり辞任した。

政治資金規正法は、外国人献金で国益が損なわれない様に献金を禁止しています。
この点では大臣の政治献金は法的に明らかに違反です。

処がこの外国人献金問題は企業の場合外国資本が５０％以下の場合は献金が許され
と言う事で色々問題点がありそうです。

今回の場合は日本人と変わらない納税をして居る在日外国人である事。
献金が過去の合計で２５万円で若い頃からお世話になった焼き肉やのおばちゃんから
の献金であった事。
日本人として通名での献金であった事。
大臣の事務所が報告をして無くて本人が認識してないと言って居る事。

等々色々問題は多そうですが、矢張り外務大臣の立場としては辞任が相当と思われます。

今盛んに追及して居る自民党さえ過去にはもっと多額の献金を受け辞任してないケース
が沢山あると言う。

前原外相は前のメール事件でも脇の甘さが指摘されたが今回もまた同じ轍を踏んだ様だ。

自民党の次の標的は細川厚労大臣との噂がある。

民主党としては大臣の辞任ドミノは極力避けたいが、動き出した力には抗し様がないと
言った処です。

これで菅内閣の崩壊は時間の問題となって来た感じもします。

党内からも辞任解散の声が叫ばれてはもうなす術はなさそうです。

自民党は何もしなくても落ちてくるボタ餅を受け取るだけかもね・・・