日々好日

さて今日のニュースは

国家公務員給与5%カットし災害対策費財源へ?

2011-03-30 14:33:47 | Weblog
政府はがれき撤去の災害支援の第1次補正予算の財源に国家公務員の給与の5%
削減を検討して居ると発表したからさあ大変です。

政府はパンドラの箱を開けた様なものです。

国家公務員と言えば自衛隊隊員も含みます。
又災害対策に身命を賭して従事していられる国家公務員も居られます。

そう言う人達の給与を削減するのはと言う意見。いや国家公務員給与はこの際
30%カットせよとか、大臣さん達は給与辞退すべきではとか色んな意見が
噴出してネットを賑わせて居るとか。

先日は国会議員さん達の歳費を一人当たり毎月50万円ずつ半年削減して300万円
捻出する事に民主自民公明で合意が出来早速6月位から出来る様に改正法案に取りかかる
様なった様です。

実現すれば両院議員数722名半年で21億6,600万円の貴重な財源が捻出されます。

しかし是が国家公務員の給与5%カットには色々問題が多そうです。

2011年度当初予算案に計上された国家公務員給与は3兆7642億円です。

もしこの施策が6月から実施されたら1500億円と言う貴重な財源が捻出されます。

国家公務員は国民の僕(しもべ)だから5%給与カット位当たり前と言われれば確かにそう
です。

そうなると地方公務員はどうだ。
高級官僚はたったの5%では少なすぎるのでは、とか必ず出て来るでしょう。

ただその反動も計算に入れるべきで、私はこの国家公務員5%削減案にはどちらとも
言いかねると言わざるをえません。

政府も其処まで墜ちたかと言う気持ちと、よくぞ決断したとの気持ちが偽らざる感想です。

災害復旧2011年度一次予算案編成に動く

2011-03-30 08:51:52 | Weblog
東日本大震災の災害復旧にはまずは補正予算を組み早急に対処する事が急務
とされてきました。

何しろ戦後最大の大災害で被害額は25兆円とも30兆円とも言われ、是を
どうするか決断を迫れていました。

当初政府は20兆円規模の2011年度補正予算を組み対処する動きもあった
が問題は財源です。

どう工面しても2兆円には届かず後は赤字国債に頼る他無いと言う現状です。

今回はまずは手当て出来る2兆円で1次補正予算を組み早急な災害復旧に着手
しようと言う極めて現実的路線を選んだ様だ。

是は賢い選択ではなかったか。

公債発行特例法案に反対して居る野党も是には文句が出せないと思います。

内容的には2011年度予備費1兆1600億円の前倒しが主体で後は、
主要政策の削減で財源を捻りだし対処する方針との事です。

余りにも被害の甚大さから今後数回に分けて補正予算を組む必要が出て来そうで
そうなると最終的には赤字国債に発行に頼らざるを得ない事態になる事は必至
な状況です。

先日成立した2011年度当初予算案についても野党が公債発行特例法案に反対で
財源の裏付けが出来ず予算の執行が危ぶまれて居る現状では大変厳しいと言わねば 
なりません。

政府は中長期的復興財源確保のため復興増税も視野に入れて検討すると明言した。

自民党は子供手当や高校無償化等の民主党主要政策を廃止して震災復旧財源に回せ
と要求しています。

この2011年度第1次補正予算案は4月中に編成を明言し、更に6月頃に第2次
予算案をと目指して居るが民主党幹部の中には更に第3次補正予算案に言及する人
居ると言う。

問題は限られた予算の範囲で、緊急にそして、もっとも効果的に使用する事が望まれ
何処にどれだけも予算を振り向けるかが等予算の執行にあたって重要と思われます。

しかしまずは2011年度一次補正予算案を早急に編成して成立させる事が急務
かと思われます。

この法案成立を1日千秋の思いで待っている被災地住民や地域の事をまず優先して
議員先生達が法案成立に御尽力下さる事を願います