日々好日

さて今日のニュースは

12都道県知事選今日告示

2011-03-24 16:47:54 | Weblog
一時は統一地方選挙は東日本大災害で延期の声さえ聞こえてきましたが、被災地の岩手県
知事選だけ延期で、後の12都道県は予定通り今日告示が行われました。
投開票日は4月10日です。

何処も多くの政党幹部の第一声は見送り選挙カー使用自粛や街頭演説中止の動きが広まり
盛り上がりに欠ける異例の選挙戦になりそうです。

この緊急事態に各党の幹部が地方統一選挙に熱中したらどんな非難を受けるか判りません。

民主党系候補者と自民党系候補者の対決型は東京都。三重県。北海道の3都道県となった。

注目の東京都知事選は、4選辞退と思わせ振りの石原都知事は例によって締め切り間際に
後出しジャンケンで立候補を表明しました。

また同じ様に出るのか出ないのか思わせぶりの東國原前宮崎県知事も同じ様に後出し
ジャンケンで石原都知事に続き立候補を表明しました。

お陰で先に立候補を表明した松沢神奈川県知事が鞍替えを辞退して引退となり、新人が
駆け込み出馬表明となりました。

おまけに政権担当政党の民主党は政党推薦の立候補者が居ないで面目丸潰れでしたが、
やっと民主党の東京都議会が渡辺ワタミ前会長を支援する事を決定しました。

民主党はこの他にも奈良。島根。大分で独自候補を断念して不戦敗が決まりました。

戦わずして民主党敗れたり。

マアこんな緊急事態ではそんな事どうでも良い事かもね。

今後予定通りであれば5政令市長選が27日告示されます。
41道府県知事と15政令市議選が4月1日告示されます。
何れも4月10日投開票日です。

後半戦は一般市。東京特別区。町村首長と議員選は4月24日が投開票日です。

なお愛知6区の補欠選挙も24日同時に行われます。

しかし今回は東日本大震災で盛り上がりに欠けた各地方統一選挙となりそうですね。

最高裁衆院選一票格差違憲状態と判決す

2011-03-24 08:36:34 | Weblog
2009年に行われた衆院選の最大2・30倍もの一票の格差を憲法違反とした訴訟
9件について最高裁大法廷は違憲状態との判断を下しました。

ただ選挙無効の請求は一審の高裁同様に退けました。

是は1994年小選挙区と比例代表並立制導入後生じる格差を違憲状態と判断したのは
今回が初めての判決となりました。

謂わば現在行われて居る一人別枠式方式では格差を生むので別の方法に変更せよとの
判決と言えるのではないか。

一人別枠方式とは全国300の小選挙区を人口に関係なく47の各都道府県に1名
ずつ割り当て残り253議席を人口比例で配分する方式で人口が少ない県が配分割合
が高くなり格差を生む原因となっています。

確かに一票の格差も問題ですが過疎地域の声を国会に反映させるためには必要手段と
も思われ、是まで最高裁判決は、一票の投票価値の平等が選挙区を決める絶対的基準
ではないと、この地方問題等の政策的要素を是認する判決を下していました。

是を否認した判決となり選挙制度の大変革を迫る歴史的判決と歓迎する向きもある。

ただ国会議員定数削減問題とか、大都会優先の選挙区改革が果たしてどうなるか?

国会議員を削減せよと言う声に対してこれ以上議員を増やすのか?

益々地方は置き去りになりはしないか?

是は大変難しい問題と言わざるを得ません。

今回の最高裁大法廷での9件の訴訟は、高裁では違憲4件。違憲状態3件で合憲2件
と言う判決が出されていました。

是まで衆院の一票格差をめぐる最高裁判決は、2・17~2・47倍全て合憲の判決でした。

この一票の格差問題は国会議員定数削減の問題と、大都会優先か地方重点かが絡み大変難しい
問題ではないでしょうか?