日々好日

さて今日のニュースは

日本経済株安円高で二重パンチか?

2011-03-18 08:12:22 | Weblog
今東北地方が大変な事になっています。

世界最大の地震が引き起こした大津波が集落を押しつぶし無数の死亡者や行方不明者
を出して未だ懸命の捜査が続いて居ます。

そこに地震による福島原子力発電所の爆発事故放射線汚染による被爆は出て未だに
原子炉は放射線物質を拡散して居ると言う状況です。

政府は放射線汚染に怯えながらも懸命に救援復興に動いて居るが余りにも被害甚大
で遅々として進まず歯痒い思いがします。

日本経済も大変大きな痛手を喰らいました。

政府の救援活動や福島原発の事故拡大の一つ一つの動きに連動して、株や円が急騰
したり暴落したりの繰り返しです。

東日本大震災後直ちに証券取引市場はリーマンショック以来の大幅の株安でとうとう
1万円台から8000円台にまで落ち込みました。

現実的要素としては7000円台6000円台となってもおかしくない状況ですが、
其処までは、行かなかったのは流石、日本経済の底力と威張ってもいいのかも。

しかし何故かこんな時に円高が浮上し外国為替市場で一時は1ドル76円と言う
驚くべき最高値を記録したのだろうか?

しかもユーロに対しても円高を記録しています。

これは一体どう言う事だろうか?

何でも大震災でドル売り円買いを期待した投機筋の思惑買いが先行したとの観測です。

全く腹が立つ事ですが、金儲けには私情は禁物当然の行為かも知れません。

これで震災の復興の足を引っ張る事は間違いなく日本にとっては大変残念です。

大震災に際し実に多数の國から援助救援の手が差し伸べられて居ます。

此が円高になると折角の温情が目減りしてしまいます。

大震災で思い切りパンチを喰らった産業界に、株安円高と言う再度大きなパンチを
喰らう事になり、二重の苦しみを味あう事になりそうです。

本当は円安になってもおかしくない事ですが、日本の震災や原爆事故で米国のNY
証券市場で株安となったのが逆に円高株安となって日本に、はね返って来ました。

其処には米国市場を支えて居るのは間違いなく日本市場があると言う現実です。

全くオカシナ現象で威張って良いのか悲しんで良いのか全く微妙な感じです。