日々好日

さて今日のニュースは

何時まで続く円高

2011-09-01 16:08:12 | Weblog
欧州に波及する財政危機感と、米国の債務限度の引き上げに伴い米国債券の
格付け引き下げ等で皆円買いに走って居るのかと、思われる程、円高が続き
ます。

余りの円高に今年8月日本は外国為替市場の単独介入に踏み切りました。

流石にこの時は80円台まで円は急落したが、後が不可ませんでした。

現在外国為替市場は76円50銭台で余計円高が進行してしまった。

財務省は8月分外国為替市場への介入額は4兆5129億円だったと発表した。

政府は円高阻止のため是だけ円売るドル買いを行っても円高が続くと言う事は
川の逆流を止めるのは最早少々の事では不可能と言う事かも知れません。

もうどうしょうもない処まで来てしまっています。

恐ろしいのはその反動です。

現在トヨタのドル建ての想定ルートは対ドルで82円対ユーローで115円だ
そうです。

是に対し31日の外国為替市場は対ドルで76・57~76・59円です。
対ユーロで110・78~110・82円でした。

是では折角企業努力で製造費を抑えても、其れを上回る価格の上昇となって返って
きます。

単純な考えれでは、それだけ収益が増えるのだから良いではないかと云う答えが
返って来そうですが事はそう簡単に行かないのが貿易の世界です。

これは輸入にしても同じ理屈となりそうです。

日本は今度新しいリーダーが決まりました。

震災復興も優先課題ですが、この円高対策も日本国の行く末を決める大事な事項
ですので是も優先課題として対処して戴きたいものです。

PS
経済産業省は現在の様に76円の円高が半年続いたら大企業の46%が生き残りを
賭けて海外移転するだろうとの見解を出したとか。

既に生産工場や研究開発施設海外移転し、または検討し大企業の半数は原材料の
海外調達を増やして居ると言う。

是だと海外から苦労して原材料を調達して製造し現物を海外に販売すると言う手間
が省けて企業としては充分にメリットがある。

が日本の産業は空洞化し雇用も不安定にあり、めぼしい物は皆海外製造と言う事に
なる恐れがある。

昔あれだけ家電商品で世界の最先端を走っていた日本が、今は韓国などの後進国
にすっかりお株を取られ、見る影もないと言う実体をどう解釈したら良いか?

非常時通常国会やっと閉幕

2011-09-01 08:31:24 | Weblog
このブログも毎日毎日同じ事の羅列でアクセスがガタンと減りました。

処で今国会は本当に異例ずくめで、迷走する菅内閣を襲った東日本大震災、更に
福島原発事故未曾有の災害発生となりました。

是に対し政府のとった対策は後手後手で余計混乱を引き起こしてしまった。

一時休戦状態だった与野党対立ですが、この際とばかり二次補正予算や債券特例
法案を人質に攻防が続きとうとう三法案成立を条件に菅首相辞任の約束が取れた。

そのため民主党はマニフエストの全面見直しに応じ、予算の差し替えと言う今だ
嘗てなかった事にまで応じました。

そして菅内閣総辞職、野田新首の国会での指名・党役員人事、組閣、9月半ばに
臨時国会召集と進む様です。

今の処野田政権の組閣は明日9月2日が予定され、其れまでは総辞職した菅政権が
引き続き職務中と言う空白が続くとか。

異例ずくめの本通常国会は70日延長で220日間と言う長丁場でした。

与野党対立で何回も休会状態となったが終わって見れば法案成立は72本で80%の
成立率であったとか。

もっともこの提案された法案は出来るだけ野党と紛争になる様な法案を避けて出された
法案ではありますが・・・

主に緊急な震災復旧関連とか原発事故関係、子供てあて関連等でした。

内閣法改正法案等は廃案。郵政改革法案・労働派遣法改正案・公務員制度改革法案
等々は継続審議となりました。

今後国会審議がどの様になって行くのか、自らドジョウはドジョウの様にと悟りを
開いたと言う野田新首相の手腕にかかって居ます。

余り人気のない内閣からの発足ですが、やる事が奇想天外で案外ドジョウが変身する
かも知れませんね。

内閣が発足すれば案外良いポイントを稼ぐのではと予想する向きもあるとか。

大体組閣の大筋は決定して来た様ですね。