日々好日

さて今日のニュースは

上関原町住民苦渋の選択

2011-09-26 08:21:46 | Weblog
中国電力の山口県上関原町原発建設計画を賭けた任期満了に伴う上関原町の
町長選挙は昨日投開票が行われました。

結果は計画推進派の現職町長が反対派に大きく差をつけて大勝しました。

この上関原町原発建設計画は出力137・3万キロWの原子炉2基を来年から
着工2018年営業運転を目指しています。

このため2009年から海面埋め立て工事を行いましたが反対派の抗議で中断
今年2月やっと工事再開した途端に、福島原発騒ぎが起きて山口県等の要請で
今年3月又中断しています。

山口県知事は来年10月失効する予定地の埋め立て免許の延長を認めない方針
を表明しています。

しかし原子力に代わる町の財源はないと訴えた現職町長が、カネのため町民の
命と生活を犠牲にするのかと叫ぶ反対派を破り当選しました。

住民としても極めて苦渋の選択をした事になります。

人口3500名の殆どが65歳以上の高齢者で2名に一人と言う高率です。

手厚い高齢者支援には原発財源しかありません。

原発反対派が是に匹敵する財源支援をして呉れる訳ではありません。

反対派は反対はするがカネは出せない。町の財政や高齢者支援より住民の命優先。

どちらも言い分は筋道が立って居ます。

是は現在の日本の縮図でもあります。

一応上関原町の住民は原発建設にゴウーのサインを出した訳ですが、逆風の中で
果たして原発工事が再開出来るか極めて厳しいと言わざるをえません。

山口県自体が反対を表明し、世間の流れも脱原発に大きく傾いて居ます。

もはや上関原町の事情等は踏みつぶされて行くのではないか?

何か日本の将来を占う様で余り良い気はしません。


臨時所得増税いよいよ始動か?

2011-09-26 07:53:55 | Weblog
国民の同意がないままに大震災の復興財源を補う臨時増税が一人歩き
し始めた様です。

民主党税制調査会は大震災復興財源に臨時増税で対処する意向でしたが
所得税増税を2013年1月から10年間徴収する方向で調整に入った
とのニュースが伝えられました。

政府税調案では2012年1月から実施する事を想定して居たが早期実施
は景気に悪影響を及ぼすとの慎重論に配意して1年先送りとしました。

法人税については増税を先送りせず2012年度から3年間増税とする。

この他に個人住民税・タバコ税・相続税も対象にする事で調整に入って
居ると言う。

民主党税調は役員会案として民主党議員総会で意見集約を諮りたい意向
です。

先日の総会の模様から推定しても可成り厳しい論議が行われるのではと
予想されます。

現在経団連等は増税は早期に行い早期に終わる様要望して居ると言う。

復興増税はヤムを得ないと言う流れの中で、どの様な方向に向かうのか
今の処予測は困難の様です。