日々好日

さて今日のニュースは

欧州発進の債務危機

2011-09-12 10:10:13 | Weblog
ギリシアの財政危機から発展した欧州債務危機、納まりそうで仲々沈静しません。

この欧州財政危機は各国に波及し株安を呼び、取り敢えず金高騰、円高と投機の
対象が変わって来た。

円はドルに対77円後半の高止まりとなり依然として円高傾向です。

一方ユーロに対しても105円30銭と言う異常高騰の独歩高状況です。

先日フランスで開催されたG7では為替市場安定へ協力確認しましたが、
是と言う解決策は示されませんでした。

このG7に参加した安住財務相は「市場を注目し投機的動きには機動的に
断固たる措置を取る」と急激な円高には介入する姿勢を見せました。

今回のユーロに対する、欧州の財政危機でスイスフランも高騰しました。

スイス政府は1ユーロー当たり1・20フランと定めこれ以上高騰したら
無制限のスイスフラン売り介入と言う禁じ手に踏み切りました。

是がユーロに対する円高の一因となったのではとも言われて居ます。

日本の為替市場介入には、外国は余り好意的ではないので何処まで介入出来るか?
そして果たして単独介入で何処まで効果が期待出来るか全く判りません。

そもそも日本の円高傾向は日本の拙い金利政策にあると言う人も居ます。
現在日本はゼロ金利同然の状態です。

そのため世界の投機筋が目をつけ、円高が先行。円高は経済停滞を呼び。経済停滞は
不景気を呼ぶ。不景気は更に金利切り下げを呼ぶ。連鎖でどん詰まりに来てしまった。

世界経済はそんな単純なものでは無いが、当たらずも遠からずの感がする。

しかし円高は立場を変えると得難いチャンスとも捉えられます。
円高を利用したビジネスの展開、グローバルを見据えたビジネス。

もはや日本一国を考える時代ではなくなったのかも知れませんね。