日々好日

さて今日のニュースは

野田首相G20首脳会議で消費税率引き上げ国際公約する?

2011-11-04 09:20:39 | Weblog
決断しない事が真情と見られて居た野田首相がこの処追い詰められて次々と決断を
下しだした様だ。

TPP協定参加問題然り、普天間移設問題然り、消費税率引き上げ問題然りです。

特に今回カンヌで開催されて居るG20首脳会合で、2010年中半までに消費税率
10%まで段階的引き上げる方針を明言し謂わば国際公約をとうとうやってしまった。

今だ党内や野党との合意がない状態で前倒しに国際公約して大丈夫なのかとの危惧が
生じてきました。

勿論国民からの賛否が不明の状態でのパフォーマンスは大変危険性があります。

野田首相は政府が日本の社会保障財源を確保し、着実に財政再建に取り組む姿勢を
アッピールしたい考えでしょう。

野田首相は一応消費税率引き上げ前に総選挙を行い信を国民に問うと議会審議の中で
口をすべらせては居ます。

心積もりでは2011年度内に消費税法案を国会提出し、衆議院任期満了の2013年
8月以降衆院選挙後引き上げを行う構えの様です。

まだまだ先の話とはいえ、国際公約と云うと大変重いものがあるのでは。

この会議で野田首相は先日行った日本政府と日銀の単独介入について、円高による我が国
経済の打撃を考慮して行ったと各国に理解を求めた。

是については各国とも特に言及はなかったが、国際的には國が外国為替市場に介入した事
に対し不快感を表し、可成り厳しい非難が飛んで居るとか。

しかし今欧州はそれどころではないと云うのが正直な話しの様だ。

ギリシア問題で国民投票実施前に首相の進退が云々される状況となった。

EU諸国が合意した財政危機包括的対策をギリシアが受け入れるか?

ギリシア首相は突然国民投票に委ねると言い出した。

其処でEUがギリシアへのつなぎ資金凍結してしまった。

ギリシアの政治は大混乱。首相解任し、新たな連立政権樹立が模索されだしたとか。

何処かの國に良く似た政情不安が此処にもあった様だ。

ギリシアの国民の7割はEU離脱を好まないと云うデーターもあるらしいが、国民投票
となるとどの様な結果が出て来るか判りません。

EUは云う事を聞かないならビタ1文出しませんと宣言しています。

下手するとギリシア政府はデフォルトを出して世界恐慌の引き金になりかねない状況です。

恐らく其処まで悪化する事は無いと確信しますが、かなりヤバイ状況には間違い無い様だ。