日々好日

さて今日のニュースは

野田政権TPPと消費税引き上げの壁を乗り越えるか?

2011-11-15 08:23:30 | Weblog
野田首相は国内では討議中半のTPP協定協議日本の参加をAPECを利用して表明しました。

一方TPP協定協議は9ケ国で大筋合意に達し、米国は来年度中に妥結目標としました。

どうやら此のTPP問題はオバマ大統領の選挙対策に利用された様だ。

オバマ氏は来年の大統領選で是はと云う成果をあげねばなりません。

このTPP協定は、オバマ氏にとっては千人力の金棒です。

環太平洋区域で各国の規制を取っ払い米国の意のままにする事が出来ます。

早速米国は日本が全てに物品やサービスを貿易自由化交渉のテーブルに乗せると言う発言が
あったとちらつかせ、日本側は慌てて訂正を申し入れて居ます。

着物に隠れた甲冑が見えたと云う処ですか。

米国は既に米国産牛肉や農産物、医療・金融中でも郵政問題で日本をツツいて居ます。

この様な問題が解決してないままにTPP協定を結ぶことは大変危険な感じがします。

確かに環太平洋区域で国際的孤立は拙い事です。

しかし米国に奴属するのも余り賢い遣り方とは思えません。

日本がこの協定参加の協議には入れるのは来年春以降と言われ、問題が多い日本の参加を
歓迎しない國のあるやに聞きます。

国内的に賛否拮抗する状況では協議参加は大変厳しいものがある様です。

内外ともこの問題は大変厄介な問題になりそうですね。

おまけに野田政権はもう一つ厄介な問題を抱えて居ます。

税の一元化と社会保障財源確保の為の消費税率引き上げ問題です。

是までの政権が手をつける事がなかった禁断の消費税問題に敢えて手を出さねばならなく
なった現在の財政状況です。

是に敢えて挑戦せねばならなくなった野田政権は本気でやる気があるのか?

このTPPと消費税の二つの壁は何れも国民への説明不足は否めません。

野田首相は衆院満期終了後消費税問題で国民の信を問うと明言していますが、この二つの壁
を乗り越えるには国民の信頼無くしては不可能ではないか?

衆院満期終了と云わず直ちに解散総選挙で国民の信を問うのが筋の様に思えてなりません。