日々好日

さて今日のニュースは

大阪市長選明日告示

2011-11-12 14:59:06 | Weblog
注目の大阪市長選が明日告示されます。

今回の大阪市長選は大阪府知事を辞任して大阪維新の会から立候補する橋下元府知事。
今まで橋下元府知事と絶好のコンビと見られて居た平松大阪市長。

何時の頃から仲違いしたのか犬猿の仲になって論争は大きくなるばかりでした。

どうも大阪市の未来像を巡っての論争の様ですね。

橋下氏は現在の大阪市と大阪府の二重行政解消には、大阪府庁と大阪市役所を解体して
新しい大阪都を造るより他に手立てがないと主張しています。

人口260万の大阪市を大阪都にして30万人単位で8~9の区に分割し直す。
新しい区は基礎自治体として住民サービスに特化し、都として役割分担で二重行政解消を
図る事として2015年4月導入を公約しています。

是に対して平松大阪市長は堺市長と提携して大阪府と大阪市と堺両市が広域連合作ると言う
事を提案しています。

東京中心に動く政治・経済に対し何時も取り残されがちな大阪に活気を呼び戻そうと云う
気概は両者とも同じ様です。

ただどちらの案も法改正を伴い実現は極めて厳しい様です。

現在の枠内で何とか巧く折り合いがつけないものか?

これは大阪の人が決める事ですが、都会が巨大化して、政令指定都市が増えて来ると
どうしても都府県との二重行政がクローズアップされて来ます。

道州制導入が行き詰まって居る現在、この問題は何処の都市でも起きる問題ではない
でしょうか?

その意味からも大阪の人がどう選択するか興味深い。

因みに民主党や自民党等は平松大阪知事の方の支持に廻って居る様子で橋下氏は孤軍奮闘の
状況の様だ。







野田首相遂にTPP交渉参加表明す

2011-11-12 07:59:42 | Weblog
1日日延べされたTPP交渉参加表明が「包括的経済提携に関する閣僚委員会」で
野田首相がTPP交渉参加表明したと今朝の新聞はトップのニュースで扱って居る。

現在の状況では望ましい判断だったかも知れませんが、是をAPEC首脳者会議で
伝えた処で現在米。豪。ベトナム。ペルー。マレーシャで進めて居るTPP協議締結に
すぐ参加出来るものではない様だ。

米国は一応日本。カナダの加入を促しては居るが現在関税規制等多いカナダの参加は
拒否しています。

又日本に対しても米国産牛肉輸入規制や農産物輸入緩和。国内産業保護策。政府調達。
金融規制緩和。雇傭労働者規制緩和。公共事業への参加等々あらゆる規制緩和を要求し
て来るでしょう。

事実米国では日本の交渉参加表明で締結が遅れる恐れがあるので日本との交渉はまず
米国等5ケ国がTPP締結を行った後にすると云う流れになって居る様です。

是だと米国に有利に大綱が決められ日本はそれに従うより他にない事になりそうだ。

TPP協定は原則的に例外規定はないと云われて居ます。

日本がTPP締結交渉に参加できるのは来年の春とも云われ其れまでに国内の対応
が済んでいるか大いに気になる事です。

米国はむしろインドやフイリッピン。インドネシアの加入を望み日本はどうでも良いと
云った考え方ではないかとも云われて居るとか。

米国はこの環太平洋で指導権を握り、中国を含むASEANと対等に渡り合う構想を
持って居るとも言われます。

何年か前にAPEC首脳者会合で急浮上して来た「アジア太平洋自由貿易圏・FAAP」
構想は了承済みであるのでゆくゆくはその様な形になるものと思われます。

ただ今回は米国主導でTPP締結協議が進められ周りが踊らされて居るのが実情です。

韓国は米国主導のこのTPP協議参加を嫌い米韓二国間のEPA協定を結びました。

ただTPP締結は二国間のEPAに較べてリミットも大きいがデリミットも大きい様だ。

政府は是から国民に不断の説明をして、TPP対応を行うと云うが果たして充分に国民を
納得させる自信があるのか。

締結後国会での批准になった時、拒否に遭った場合は国威は地に堕ち公益も何もあったもの
ではない。

世界的に孤立は避けねばならないが、国民を不幸にする様なTPPであってはならないと思う。