ＥＵは財政赤字削減義務ずけの協定締結に合意

ＥＵ首脳会議で、ＥＵ国は今後財政赤字削減を義務ずける「新財政協定」締結に合意しました。

違反した國には自動的に制裁を科す仕組みで、赤字大国の日本にもぜひ適用させたい協定です。

その内容は大変厳しいものです。

単年度の赤字上限をＧＤＰの５％内。
超過の場合是正措置を自動発動する事。
各国はこの事を憲法で法制化する。
怠った國は提訴され制裁金を支払う事。
等々です。

ＧＤＰの６％以上も赤字のある我が國は即座にアウトですね。

欧州は米国の国債ランク付け会社Ｓ＆Ｐ社によってフランス・オーストリア等の国債ランクが
最上から引き下げられたばかりでなく、欧州金融安定基金(ＥＦＳＰ)の債券も、格下げられて
資金調達が苦しくなって来ています。

兎に角各国の財政安定をとの意図の元合意された協約です。

協約は英国とチェコを除く２５ヶ国で合意して３月１日からの次期首脳会議で署名し各国議会の
承認を得て２０１３年１月発効となる予定です。

これと同時に財政危機国を恒久的に支援する「欧州安定メカニズム(ＥＳＭ)」が今年７月から
発足します。

問題は財政危機でデフォルトの懸念の高いギリシャですが現在１４兆円余の国債償還を迎えその
対応が注目されて居ます。

倒閣の起爆剤となるか田中外務大臣

一刻も野田政権を倒したい自民党にとってモッテコイのターゲットが出来ました。

素人外務大臣と、異例の任命で騒がれ当初から危惧されていた、田中外務大臣の
力量の化けの皮が次々と剥がされてきました。

野田政権のもっとも弱点とも云える外交関係にこの人を持ってきた事は大変な
誤算です。

シロウトの我々だって、熟知して居る常識を国会答弁で答える事が出来ずに
シドロモドロで的外れの答弁では野党でなくても集中砲火されるのは当たり前
の事、しかもあろう事か一時大臣の行方が判らなくなったとか。

是では大事な外交を任せるには不安でなりません。

野田首相は傷が深くならない内に更迭なり適当な人に変わって貰う事を検討
すべきではないか？

ただでさえ膠着して居る、沖縄普天間基地移設問題、沖縄にとっても米国に
とっても今の大臣では心細いのでは？

勿論我々国民にとっても、この様な田中外務大臣に大事な外交お任せする事は
大変不安です。

重ねて申しますが傷は浅い内に修復されたがヨロシイのでは?

国のためには真紀子夫人にも泣いてもらわなくちゃ。