日々好日

さて今日のニュースは

どうなる在沖縄海兵隊

2012-02-04 09:38:44 | Weblog
また俄に沖縄を巡る問題がクローズアップして来た。

今度は米国の都合で在沖縄海兵隊移転先見直しが突然出てきた様だ。

日本は沖縄基地負担軽減のためと云う名目で在沖縄海兵隊8000名と家族
9000名をグアムに移転する。
そのための費用の一部を日本が負担する事で日米協議が合意していました。

処がその時点から米軍の普天間基地をどうするかで話しが進展しないでいます。

そもそもこの話しが出たのが、米国の軍費増大で防衛体制の見直しが基本です。

その中で沖縄基地縮小と海兵隊のグアム移転の話しとなって、日本に移転費を
負担せよと恩をきせて、移転を申し出たものです。

問題はあっさり米軍が普天間を諦めてさっさとグアムへ引き上げて呉れたら話しは
複雑にならなかったが、東アジア地区の最重要拠点となった沖縄基地をそう簡単に
手放せる訳がありません。

それに駐留費用の一部を日本政府が負担して呉れると云うオイシイは話しつきです
からなおの事です。

沖縄基地移転問題は県外移転だ、イヤ国外移転だと話しが紛糾し、おまけに民主党
への政権交代で拙い対応が出て、余計ややこしくなってしまった。

しびれを切らした米国議会はグアムへの海兵隊移転の費用を凍結してしまった。
沖縄基地移転問題は殆ど先が見えない膠着状態です。

その様な中で米国政府から出された在沖縄海兵隊移転先の見直しと日米協議です。
米国政府はこの際在沖縄海兵隊を一部グアム以外のハワイ等へ振り向けるとの計画
を発表しました。

是は軍備増強を続ける中国に対し一点集中よりハワイ等に分散した方が賢明と判断
したとも言われています。

こうなると普天間基地は膠着状態の儘にして半永久的使用が可能と米国政府は踏んだ
ようです。

手放したくない沖縄基地されど米国の防衛費削減は迫られて居ると言う状況での
ズルイ判断とも云えます。

この際恐らくしたたかな米国の事移転費用の一部をまた日本政府に請求して来る事
が予測されます。

そうなると日本は踏んだりけったりの状態です。

日本政府はどう判断してどうする積もりかハッキリした見解を聞きたいものです。