日々好日

さて今日のニュースは

またもや動き出した日本版NSC国家安全保障会議

2012-02-06 09:52:42 | Weblog
政府の外交・安全保障政策の司令塔となる日本版NSC国家安全保障会議の創設原案を
民主党が纏めて居る事がわかった。

この国家安全保障会議は諸外国には大半創設されて居る重要な機関でもあります。

日本にも形だけは内閣に「安全保障会議」と云う機関は存在します。

2006年自民党時代の阿倍政権時代にこの安全保障会議を、諸外国並みに日本版の
NSC国家安全保障会議創設に改組しようとして動き出す寸前に、次期総理となった
福田康夫自民党議員によって潰された経緯があります。

そのそもこのNSCとは米国を例にとると、大統領直属の諮問機関である事。
正・副大統領と国防長官で構成し、事務局はホワイトハウスに置く。
国家安全保障担当の大統領補佐官が統括する。
國の安全保障政策の立案・情報集約・危機管理・各省庁の総合的調整。
大統領に助言を行う。
スタッフは地域別・テロ・大量破壊兵器等政策別専門家・議会や法律対策要員・報道官
等200名位の構成です。

是に対して今回民主党が纏めた日本版NSC構想原案は下記の通りです。

首相・官房長官・外務大臣・防衛大臣・国家戦略担当大臣で構成する。
NSC事務局長は官房副長官とし安全保障・危機管理等統括する。
NSC事務局は安全保障・危機管理監として官房副長官が統括する。
下部組織として、安全保障・情報分析・危機管理部門で構成する。
スタッフは100名規模とし関係省庁から片道切符で移動させる。民間登用も検討。

なおチェック部門として「秘密情報委員会」を置き衆参両議院から約10名程を任命す
現在の内閣府の安全保障会議は形骸化して居るとの事で廃止の方向へ検討する。

大変結構な事だと思いますが是までの様に「仏作って魂入れず」とならない事を祈る。

またこういった機関は暴走しがちなものだから、手綱はシッカリ握りコントロールして
欲しいものです。

ただ此がすんなり国会を通るかはまた別問題ですね。