財務省が発表した1月の貿易統計によると貿易収支は1兆4750億円の赤字に
なった事が判りました。
1月で1兆円を超える赤字とは、此は非常事態発生と云っても、過言ではないと
思われます。
いつの間に日本の貿易収支は、左前となってしまったのでしょう。
一番の要因は、欧州財政危機による世界的経済の失速。投機筋による円高継続で
輸出大幅減少。福島原発事故以来の脱原発による燃料輸入の増大が挙げられます。
あのリーマンショツク時の2009年1月でさえ9679億円と1月の貿易赤字
は1兆円内でした。
如何に今回の赤字が大きいかが伺えると思います。
日本の最大の頼みの綱の中国との貿易収支も、過去最大の5879億円の赤字と
なって居ます。
輸出額は前年同月比で9・3%減の、4兆5102億円。輸入額は同じく前年比で
9・8%増の、5兆9852億円です。
此じゃ1兆円を超える赤字が出るのは当然です。
ここで一番問題になって居るのが、発電用燃料価格の高止まりとLNGの輸入増大
が続いて居ると言う事です。
此は政府の無策としか云いようのないエネルギィー政策の破綻が一番の原因ではなか
ろうか?
福島原発事故以来世論は脱原発へと大きく揺れていますが、現実問題として、原発
に変わる代替えエネルーギィーは今だ模索中と云うのに脱原発だけが優先されて居て
現実の電力事情には目を向けて居ません。
現在日本は10の電力会社が、国策として進められた原発事業の収束に苦しんで居ます。
現在実際に動いて居る原発は東電柏崎原発等3基のみで此も3月には定期点検に入るので
いずれ日本中の原発は全て停止してしまいます。
今まで日本電力の3分の1を原発が支えて居ましたが是が無くなると当然それは火力発電
等にしわ寄せが来るのは当然です。
火力発電の燃料と言えば、昔は石炭でしたが、今は石油やLNGが主流です。
日本は石油の輸入の8割は克って中近東に依存して居ました。
現在は石油は東南アジア等に分散し中近東からは7割位に減って居ると言う。
しかし中近東の世情不安定で原油獲得もままならぬ状況と云われ、また原油価格は高止まりで
高い買い物となっています。
昔は輸入された原油の1割程度が発電用に使用されて居たが現在は発電用に使用される原油の
シェアが増えて来た居ると言う現実があります。
又近年発電用としてLNGが大きなウエイトを占めて居ます。
日本のLNGは主にインドネシア。オーストラリア。マレーシャ等の国々から主に輸入されて
居ます。
LNG輸入においては世界第一の輸入国で世界の50%もの量を輸入して居るとか。
輸入されたLNGの60%は殆ど発電用に使用されます。
LNGの輸入量は年間6200万トンと云われて居ます。
原発事故以来このLNGの輸入額が急増しました。
2011年で前年比で860万トンの増加で今年は恐らく前年比で900万トンは軽く超すのでは
と云われて居るとか。
日本は幾ら高くても購入しなくてはなりません。
当然石油やLNGには日本だけのプレミアム付きの特別価格が設定されて他国より高い値段で買わざる
を得ない状況らしい。
その高い燃料費のツケは全て国民が負担する事になります。
謂わば政府の無策のツケは国民全てが負担と云う事です。
脱原発も結構ですが、早く現実に目を向けて欲しいものです。
なった事が判りました。
1月で1兆円を超える赤字とは、此は非常事態発生と云っても、過言ではないと
思われます。
いつの間に日本の貿易収支は、左前となってしまったのでしょう。
一番の要因は、欧州財政危機による世界的経済の失速。投機筋による円高継続で
輸出大幅減少。福島原発事故以来の脱原発による燃料輸入の増大が挙げられます。
あのリーマンショツク時の2009年1月でさえ9679億円と1月の貿易赤字
は1兆円内でした。
如何に今回の赤字が大きいかが伺えると思います。
日本の最大の頼みの綱の中国との貿易収支も、過去最大の5879億円の赤字と
なって居ます。
輸出額は前年同月比で9・3%減の、4兆5102億円。輸入額は同じく前年比で
9・8%増の、5兆9852億円です。
此じゃ1兆円を超える赤字が出るのは当然です。
ここで一番問題になって居るのが、発電用燃料価格の高止まりとLNGの輸入増大
が続いて居ると言う事です。
此は政府の無策としか云いようのないエネルギィー政策の破綻が一番の原因ではなか
ろうか?
福島原発事故以来世論は脱原発へと大きく揺れていますが、現実問題として、原発
に変わる代替えエネルーギィーは今だ模索中と云うのに脱原発だけが優先されて居て
現実の電力事情には目を向けて居ません。
現在日本は10の電力会社が、国策として進められた原発事業の収束に苦しんで居ます。
現在実際に動いて居る原発は東電柏崎原発等3基のみで此も3月には定期点検に入るので
いずれ日本中の原発は全て停止してしまいます。
今まで日本電力の3分の1を原発が支えて居ましたが是が無くなると当然それは火力発電
等にしわ寄せが来るのは当然です。
火力発電の燃料と言えば、昔は石炭でしたが、今は石油やLNGが主流です。
日本は石油の輸入の8割は克って中近東に依存して居ました。
現在は石油は東南アジア等に分散し中近東からは7割位に減って居ると言う。
しかし中近東の世情不安定で原油獲得もままならぬ状況と云われ、また原油価格は高止まりで
高い買い物となっています。
昔は輸入された原油の1割程度が発電用に使用されて居たが現在は発電用に使用される原油の
シェアが増えて来た居ると言う現実があります。
又近年発電用としてLNGが大きなウエイトを占めて居ます。
日本のLNGは主にインドネシア。オーストラリア。マレーシャ等の国々から主に輸入されて
居ます。
LNG輸入においては世界第一の輸入国で世界の50%もの量を輸入して居るとか。
輸入されたLNGの60%は殆ど発電用に使用されます。
LNGの輸入量は年間6200万トンと云われて居ます。
原発事故以来このLNGの輸入額が急増しました。
2011年で前年比で860万トンの増加で今年は恐らく前年比で900万トンは軽く超すのでは
と云われて居るとか。
日本は幾ら高くても購入しなくてはなりません。
当然石油やLNGには日本だけのプレミアム付きの特別価格が設定されて他国より高い値段で買わざる
を得ない状況らしい。
その高い燃料費のツケは全て国民が負担する事になります。
謂わば政府の無策のツケは国民全てが負担と云う事です。
脱原発も結構ですが、早く現実に目を向けて欲しいものです。