日々好日

さて今日のニュースは

在日米軍編成とTPP米国との事前協議

2012-02-09 10:47:25 | Weblog
今民主党は二つの大きな課題の解決を迫られて居ます。

一つは在日米軍再編に米国からの見直しの申し入れ問題。
もう一つがTPP協定参加の米国との事前協議です。

二つとも今後の日本の行方を左右する重要課題です。

在日米軍再編については海兵隊8千人グアム移転と同時に沖縄の普天間基地の移転と
米軍嘉手納基地以南の米国5施設・区域の返還がセットで日米合意がなされて居た。

処が日本側で普天間基地移転問題が遅々として進めず、米政府は防衛費削減問題に
支障が出ると見て、グアム移転と普天間移転・米軍基地返還をそれぞれ切り放して
処理する様に日本国に提示してきました。

その中で海兵隊8千人グアムi移転については、米軍の戦略的見地でグアムに4700名
後3300名はハワイ・フィリピン・オーストラリア等に一時的駐留させるとした。

尚一部ではこの3300名の大半を岩国米軍基地移転として日本政府に打診して来た
とのニュースも流された。

ここで1800名の海兵隊受け入れを容認すれば日本政府の面目は丸つぶれに成ります。
流石に政府はその様な話しはなかったと否定しているが、どうも疑わしさは残ります。

国民が一番恐れて居るのは普天間基地の固定化です。
政府は色々策を巡らせて辺野古移転を弄して居るが全く望みがないとも云えるのでは
ないかとも思える程です、
それでも政府は辺野古移設にこだわって居ます。
是では普天間基地固定化と云う米国の術中の落ちてしまう恐れがある様です。

一応政府は普天間基地は辺野古としながらも4月を目途に切り離されたそれぞれの
事柄について新工程表作成に取り掛かった模様です。


次にTPP問題では交渉参加に向けての米国との初の事前協議を行いました。
今や完全にTPP協定関連は米国の意向が優先されて居ます。

初会合での日米の主なやり取りは下記の通りです。

まず日本側はTPP参加にベトナム。チリ。等4ケ国が交渉参加を支持して居る事。
コメを含めて全ての品目を自由化交渉の対象とする事を申し入れた。

是に対し米政府な日本のTPP交渉参加に向けての動きを歓迎する。
産業界から自動車。保険。農産物の市場開放に強い要望がある事を伝えた。

まだ挨拶段階の協議開始です。

この前協議の硬直化を避けるため、自動車市場開放問題は切り離して放す事で了承
済みですがどうやら次回の事前協議では関係省庁の事務レベルで自動車と郵政等の
保険等への日本市場参入問題が集中的に取り上げられる模様です。

米国は全て例外規定はないと極めて厳しい態度であるが日本側はコメ等の重要品目
は交渉で関税撤廃の例外扱いに持って行きたい意向ですが何処まで其れが認められる
か先行きが極めて不透明と言わざる得ません。