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さて今日のニュースは

税一体改革全国対話集会始まったが・・・

2012-02-19 09:47:55 | Weblog
政府が是非成立させたい法案の一つが「社会保障と税の一体改革大綱法案」です。

この法案は消費税増税を伴い、野党との協議に入らず先日先行して閣議決定され
ました。

処が消費税増税には民主党内でも根強い反対があって先行きが懸念されて居ます。

其処で、自民党政権時代の竹下内閣の全国対話の手法をソックリ頂き、野田政権 
でも「明日(あした)の安心」をうたい文句に税一体改革全国対話集会を設けて
世論を味方にする作戦に出ました。

全国対話集会は参加者を15名位に選定し毎週土曜日全閣僚が手分けして全国の
道都府県を分担して消費税と社会保障と税一体改革の説明を行う事となりました。

まず初回の対話集会は、長野。富山。滋賀県長浜。長崎市この4ケ所で開催されました。

長野市には岡田副総理。富山市は川端総務相。長浜市は安住財務相。長崎市は小宮山厚労相
がそれぞれ手分けして対話集会に参加しました。

この対話集会には初めから異論がだされて居た様で事実富山会場では15名の参加者に対し
8名しか応募が無く実行本部は慌てて追加応募を急がせたとの事です。

まず国民からはたった15名の参加者で何が対話出来ると、率直な意見でした。
又党内からは選挙に負ける為の対話集会等意味がないと云う意見も出されたとか。

まずこの社会保障と税一体改革の前提条件が、公務員給与削減等経費削減問題や衆院議員定数
削減問題等政治改革。
特別会計改革や独立行政法人の統廃合等の行政改革が済み次第2014年4月に3%アップし
2015年10月に最終的消費税率は10%に持っていくと云う方針です。

今回はこの前提条件を各会場で鋭く突かれる場面が多かったらしい。

岡田副総理兼行革担当相は2000名の聴衆を前に長野会場で社会保障を維持する限界に来た
事で消費税5%の増税しか選択肢がない事を説明した。

安住財務相は増税をお願いするのは心苦しが日本の抱えて居る大きな問題解決には不可欠なもの
だから御協力頂きたいと長浜会場で力説しました。

川端総務相は富山会場で国会議員定数削減に取り込む考えを表明し増税への理解を求めました。

小宮山厚労相は長崎会場で参加者から年金の減額と消費税増税で年金受給者は二重の打撃だとの
問いに対し大変苦しいが負担の先送りは出来ない年金制度維持のためにも増税を理解して欲しい
と述べた模様です。

他の会場から趣旨は判るがワーキングプア等生活困窮者が増えて居る現状での増税は如何かとの
意見が沢山出たらしい。

是から毎週土曜日全国の何処かの会場で全国対話集会が開かれるので、陰でグジグジ云ってないで
政府相手に思って居る事を直接言ってみてはどうだろうか?