日々好日

さて今日のニュースは

自治体震災がれき難色と福島原発避難民へのイジメ

2012-03-04 20:18:03 | Weblog
今回の大震災で被災地3県から出た震災がれきは2260万トンと言う途方もない
数量です。

政府は今年の3月までに震災がれき仮置き場に全て集中完了としています。

処ががれき仮置き場選定さえままなぬ状態です。
とても無理な相談の様で、その先どう処理するか処では無いようだ。

宮城県の震災がれき総数は1590万トンのうち25%の390万トンだけです。
岩手県が440万トンの内41%の182万トンです。
福島県が230万トンの内22%の50万トンです。

特に被害がひどかった宮城県石巻市は616万トン。東松島市は166万トン。
気仙沼市137万トン。仙台市135万トン。

この膨大ながれきはとても自治体の処理能力を超えた量です。

そこで、政府は全国の自治体に協力を仰ぎがれき処理を要請しが仲々色良い返事は
貰えそうにない。

此は「震災がれき」と原発事故による放射能汚染のがれき処理と混同され、住民から
突き上げられた各自治体は二の足を踏み様になって居るようだ。 

今回共同通信では、全国自治体に実施した震災がれきの受け入れに対するアンケート
調査を行いました。

そのうち33%は現時点では困難との回答で、53%が全く考えていないとの回答です。

被災地復興に協力を口にしながら実際震災がれき受け入れには86%の自治体が難色を
示して居る事になります。

理屈は色々ついて居る様です。

一番断りやすい処理出来る施設がないが、53%で最多です。
一番ネックになって居るのは、放射性物質への懸念と素直に認めた自治体が41%もある。
地理的運び込みが困難が24%。処理施設はあるが処理能力を超えるが22%です。

汚染を心配する住民に反発が20%もある。

現在震災がれきを受け入れて居る東京都でさえ都民から苦情と反対の声が挙がって居ると言う。

自治体の中に福島ナンバーのトラックが自分の自治体に入る事を嫌うと言う事態さえ起きています。

此では何時まで経っても震災がれきの処理は済まないのではないかと懸念されます。

今国民に誤解されて居る「放射能汚染のがれきや焼却灰」の処分と「震災がれき」との違いをハッキリ
と判って貰わねばなりません。

と簡単に言うが此は大変な事だと思います。

此と同時に原発事故で政府が避難地域に指定した住民が全国アチコチに避難しています。

処が大半は地域の暖かい支援で避難生活を送っていますが、中には心ない住民によって二重の責め苦を
負わされると言う事態が起きて居る事に注目したい。

我が子を守るためにと避難家族の子供と遊ぶ事を禁じたり、公園や遊び場では避難家族の子供は立ち入り
禁止を申し渡す親も出てきたとか。

当然子供も其れを敏感に感じて疎外したり、イジメたりする様なことも起きているとか。

本当に謂われ無きことです。

福島ナンバーの車は駐車場から断れると言うことまで起きて居ると言う。

東北三県を支援しようと言う事に反することが起きて居る事を併せて知るべきです。

震災がれきと放射能汚染がれきとは幾ら別だと力説しても此は判って貰えそう無い様ですね。