日々好日

さて今日のニュースは

どうなるのか原発再稼働

2012-03-07 09:44:46 | Weblog
日本の電力の三分の一は54基の原発に頼って居ると言われ居ましたが、東日本大災害の
福島原発事故後世論は脱原発に動きました。

現在原発は定期検査や事故等殆どが停止状態で、動いて居るのは北海道電力の泊原発3号機
と、東電の柏崎刈羽原発6号機の2基のみです。

おまけにこの2基も5月までには定期検査に入る予定でこのままだと日本中の原発が皆停止
する事になります。

現在各電力会社は全ての火力発電設備をフル稼働し、出来る所からは外部からの電力買い上げ
等で綱渡り的運営を強いられています。

火力発電設備も無理を重ね限度に来ています。

それに一番の頭が痛いのは、火力発電の燃料確保の問題です。
厳しい国際情勢で益々燃料確保は難しく価格も高騰しコストも頭打ち状態です。

その様な事で各電力会社は安全が確認された原発から早期再稼働を要請しています。

処が現状はそんな簡単なものでは無いようです。

政府は再稼働の条件を安全評価ストレステストを挙げて居ますが、これに原子力安全委が異を
唱え安全性に疑問を投げかけて居ます。

どだい断層の上にあると言う日本で原発は何処に建てても危険が一杯です。

ましてや海岸近くに建てれば是また津波で大きな被害が出る事は明白な事です。

其処まで想定して稼働させろと言う事は無理な相談です。

ここまでこじれたら恐らく原発立地自治体は頭を縦に振る事は無いでしょう。

原発の中には40年以上経過の老朽設備も可成りあると聞く。

原発は稼働停止しても相当の危険性があるし又大変な維持費がかかるらしい。

ましてや此を廃棄処分にするにも沢山の費用と年月がかかるとか。

何れにしても厄介なものを作ったものです。

将来の日本のエネルギィーを担う原発と持ち上げられ、地球環境の為にもやさしい原発を今後
100基体制まで持って行く日本政府の構想は脆くも福島原発事故で砕かれた事になります。

此を神の啓示と取るか、更に改良してより良いシステムとするか、まだ構想は決まって無い様だ。


野田政権も国債発行特例法等の予算関連法案先送りか?

2012-03-07 08:32:11 | Weblog
3月末までに成立が条件ずけられて居る来年度当初予算には譬え野党と言えども
阻止する事はまず無いでしょう。

しかしその財源確保する国債発行暫定法案と言うと話しは別です。

現在審議されて居る2012年度予算案は大体8日の衆院本会議で成立可決予定
と言われて居ます。

しかし肝心の財源の裏付けとなる国債発行特例法案等予算関連法案は、またもや
成立の目途が立たないとの理由から政府は先送りする意向だとの事です。

先の2011年度予算案の折は東日本大震災の最中すったもんだした挙げ句当時の
菅首相のクビ引き替えに予算案や国債発行特例法案成立を約束させた経緯があります。

今回の民主党政権は昨年と少し様子が変わって居る様です。

それは今や民主党を破滅させるほどに膨れあがった小沢グループの反対です。
倒閣さえ辞さぬ勢いでむしろ野党の反対を上まわって居る様です。

予算案は自民党が世論を気にしてか余り派手な反対はしてないが、矢張り予算執行の
妨害に一番有効な赤字国債発行を阻止と言う大義名分があります。

2012年当初予算案は総額90兆3339億円。税収は42兆3460億円です。
当然44兆2440億円の赤字国債で財源を捻出しないと予算案は執行出来ません。

昨年もこの作戦で予算執行に支障を来した様です。

今年も又同じパターンの繰り返しです。

いい加減にセィーと叫びたくなってきます。

一番困るのは国民です。

如何に今の政治が国民の方を向いてないかが判ります。

野田首相は、不退転の決意で法案成立を目指すと明言した社会保障と税一体改革も
どうやら先送りされる様で、消費税増税法案の閣議決定は先延ばしされました。

小沢グループの動向次第では衆院解散か内閣総辞職を選択せざる得ないようになる
可能性も出てきたのが主な原因の様です。

野田首相は小沢氏を説得するとして居ますが是だけ行き違っては其れは少し無理の
様な気がします。

小沢氏の「壊し屋」としての本領発揮ですね。

岡田副総理は消費税増税法案の年度内閣議決定を行うと強気の発言をしています。

皆政治家が違った方向にバラバラに動いて居ては何時まで経っても同じ所をグルグル
廻るだけです。

本当に何とかして欲しいですね。

野田首相の最大の敵は身内と言うのは大変拙いですね。