日々好日

さて今日のニュースは

とうとう日本は原発ゼロの日を迎えるのか?

2012-03-26 08:20:14 | Weblog
東京電力でタダ1基だけ稼働して居た柏崎刈羽原発6号機は定期検査のため
出力を下げて今日の完全停止に向け作業に入ったと昨日ニュースが流れた。

此で刈羽村の原発が稼働停止すれば今後東電は135・6キロの電力供給源も
無くなり保有する17原発全てが停止する事になります。

現在日本の商業用原発54基の内稼働しているのは北海道電力の泊3号機の
1機だけとなり、これも5月上旬には、定期検査に入る予定でこのままでは
原発ゼロの日が目前となりました。

定期検査が終了し安全評価の一次評価提出中の原発は関西電力の大飯原発の
3・4号機を初め16基があります。

現在原発稼働許可は経産省の原子力安全委員会が握り同じ所属の保安院が
ゴウサインを出す仕組みです。

経産省は企業側に立った省庁で、此では原発の規制にはならないと、新たに
環境庁外局として「原子力規制庁」を進めて居るが、今までの原子力安全
委員会や保安院から人材を持って来ざるを得ない状況で何が出来るか疑問視
されその新設は危ぶまれて居ます。

今もっとも再稼働が有力視されて居るのが関西電力の大飯原発の3・4号機
四国電力の伊方3号機と言われて居ます。

安全評価のストレステストでは問題ないと結論が出されたが、専門家内でも
このストレステストには疑問を持つ方も多く、特に地元自治体は、机上の
シミュレーションに信頼を置いて無く再稼働の判断には不十分と異を唱えて
居ます。

何せ原発銀座と云われる大飯原発付近にはスゴイ活断層が走り何時大地震が
起きても可笑しくないと言われる大変危険地帯です。

此では地元が反対するのも判る気がします。

しかし日本は今まで発電供給電力の3分の1を原発に依存して居たが是が
今後全てダメと云う事になると事態はどうなるだろうか?

急場を原油や天然ガス等の燃料を使い火力発電主体で切り抜けるより他には
手がない様ですがこれが何時まで続くか?

まず心配される火力発電所の酷使等による事故・火力発電燃料確保・電気料
高騰・電力不足による計画停電・停電の頻発・国家財政の圧迫等々の問題が
起きてくる可能性が出てきました。

既に日本各地で大きな火力発電所の故障による送電停止が起きて居ます。
又燃料についても中近東政情不安による原油高騰が起き手には入り難い状況が
起きて来ています。
原油高騰等で我が国の貿易は赤字貿易に転落し國の財政を圧迫し出しています。
原発稼働停止は停電増と電気料高騰で産業界を直撃し益々海外へ企業は流失して
ドーナツ化は進む恐れが出てきました。

国民にとっても停電で悩まされ、おまけに天井知らずの電気料を取られる事に
なって来る恐れも出てきます。

我々は原発ダメ・停電ダメ・電気料高騰もダメ・おまけに生活がこれ以上悪化
するのもダメと、ダメ・ダメ尽くしでは事が解決出来ません。

此処らで、どれとどれが受け入れられて、どれとどれがダメなのか選択する時期
が来たのではないか?

停電有りで、電気料高くても、國や生活が厳しくなっても、原発だけはゴメン。
将来的には脱原発でも、現時点の生活維持のため危険承知で原発再稼働賛成。

いずれかを選択せざるを得なくなるのでは?