日々好日

さて今日のニュースは

今日は憲法記念日96条要件緩和の先にあるものは?

2013-05-03 09:17:18 | Weblog
私達は日本国憲法は戦争放棄・不戦の誓い・武器を持たないと言う世界的に画期的
憲法で誇りにすべきと言う事を教わってきました。

しかし憲法制定後66年になり、世の中は様々変化してきました。

処が日本国憲法はただの一度も手を加えられる事無く来て様々な矛盾点は浮き彫り
されてきました。

この憲法には96条で改正する方法は明記されているが、手順は明らかにされて居ない。

特に国民投票で決するとして居るがその国民投票法すら制定されて居ませんでした。

第一次安倍内閣がどうにか憲法改正のための国民投票法案を成立させたが、その後全然
動きません。

どうにか両院に憲法審査会は立ち挙げたが、今だ委員の選任もなく開店休業です。

また肝心の国民投票法でも投票年齢は18歳以上として居るが国政参加年齢改正に併せる
と云う条件があってこの方も今だ審議がなされて居ません。

先般自民党が昨年纏めた憲法改正案では戦争放棄は維持するが不戦の誓いは集団的自衛権
の行使を認め自衛隊も国防軍に昇格する事を謳って居ます。

憲法改正問題は何も9条問題だけではありません。

基本的人権や家族問題・自助努力・緊急事態宣言・表現の自由・国旗君が代国歌問題等々
色々改正を要する事項は沢山ある様です。

このまま目を瞑って違憲に気づかなかった事にして問題を先延ばして行くか?
不自由を我慢して憲法に触らないで置くか?

しかし何時かは此と向き合わねばなりません。

そのためにはまず96条の要件緩和をどうするか?
その先の国民投票法をどうするか?

行き着く先の憲法改正はどの範囲で行うか?

ハッキリ云って現在の憲法では改正出来ない様に規定されて居ると云っても過言ではない。

国民の総意はどこにあるのか?

ハッキリ夏の参院選で示して欲しい気もしますね。


安倍首相トップセールス原発ビジネス売り込み成功か?

2013-05-03 07:25:25 | Weblog
イスラム圏訪問中の安倍首相は、アラブ首長国連邦UAFで日本の原発が輸入出来る
様にする原子力協定に署名しました。

日本では、東日本大震災の福島第一原発事故で脱原発運動が起きて、原発再稼動や
新設・増設が大変厳しくなって来て居ます。

日本の原子力産業は世界でもトップクラスとされて居ますが、残念ながら原発の将来
は決して明るくありません。

今回安倍政権は経済成長戦略の一環として原発輸出を志した。

その延長線上にあるのが今回のUAFでの原子力協定署名となります。

すでに同じイスラム圏のトルコとは原発輸出の商談が始まったとの噂もある。

今回UAFとの原子力協定は、平和利用を前提とした原子力関連技術や核物質・
機材の移転に関する2国間協定です。

この様な協定は米英両国・欧州原子力共同体等12の國・機関と日本は署名しています。

原発は比較的簡単に安い単価で大量の電力を生み出す、効率の良い発電方式ですが、
問題は原子力を巧く制御出来るかです。

東日本の様な予想外の大災害に対して耐える設備ができるか?

放射能汚染は大丈夫か?

使用済み核燃料の後処理体制は整備されて居るか?

等々多くの課題があるが何れの國も完全な安全基準は出来て無いようだ。

現在は欧米等は原発廃止の方向に向かって居るが、電力を必要とする新興国特に
イスラム圏では此から原発新設が注目を浴びています。

原発のないサウジアラビアでは2030年までに16基を、UAFでは14基の
原発設置を計画して居るとの事。

日本のイスラム圏への原発輸出は、単に日本の経済成長戦略の一つと云う意味合い
だけに留まらず、中近東と日本との関係をより緊密化する事に大変役立つとされる。

そう言った意味では今回の安倍首相のイスラム圏訪問でUAFと原子力協定締結が
出来た事は国益のためにも、大変意義深いものと思われます。