日々好日

さて今日のニュースは

参院選前に混迷する政局

2013-05-17 08:57:30 | Weblog
今国会は13年度予算が成立し、全て終わったと云う感じで後は7月予定の参院選
対策に動き出して居る様だ。

審議途中の法案は全て放り出して無理をせず先送り、参院選対策の法案優先です。

処で今国会で目ぼしい法案が幾つ成立しましたか?

余り記憶に無いようですね。

アベノミクスの経済再建ばかり、大きくクローズアップされてしまいました。
肝心の年金改革・公務員改革・社会保障問題等は蔭に隠れてしまった感じです。

維新の会の橋下共同代表の慰安婦発言は國の内外に大きな衝撃を与えました。

安倍政権にも歴史認識が問われ、特に対中国や対韓国の国際関係は更に悪化し
今度は米国までも此に懸念を示す事態になった。

橋下共同代表の発言は此までの自民党と日本維新の会との関係も修復出来ない様な
亀裂が入った様だ。

また順風満帆の安倍内閣もこの処黄色信号が灯り出した様だ。

アベノミクスの予想外の効果で日本経済再建が進んで居るかに見えます。

今年度のGDP成長率は恐らく3・5%を下るまいと云う強気の予測が立てられ居る
半面円安のデメリットが現れ、急激な原材料高騰で中小企業から悲鳴が出て居る。

安倍内閣の経済政策も万事順調とは言い難く、銀行や企業も政府の思惑通りには
動いて呉れそうにない様です。

野党各党は反自民色を鮮明に打ち出して、参議選で対決姿勢を明らかにする意向。

今国会も残す会期は1ケ月少々となりました。

どうやら参院選前にして与野党対立は益々混迷化する可能性が出て来た様だが
自民党は余裕綽々と受けて立つと云う構えのようだ。

衆院選挙改革自公だけで比例30減提出か?

2013-05-17 07:33:58 | Weblog
自民・公明は衆院選挙制度改革で、衆院比例代表定数を現在の180議席から
30議席減と、中小政党優遇枠導入する公職選挙法案を、来週国会に提出する
方針を固めた模様です。

この法案は衆院選挙制度改革の与野党実務協議会では合意を得られて居ません。

当然衆院で可決しても野党が過半数を握る参院で否決される公算が大きい。

しかし安倍首相は参院選対策の改革姿勢を示すべきと判断し法案提出を指示した
模様です。

今回自民党が纏めた改正案は比例代表を180から150に30議席削減する。

150議席のうち60議席は「中小政党優遇枠」として得票率2位以下の党に
ドット式配分する。

現在の比例代表11ブロックを8ブロックに再編する。

従って九州ブロックの比例代表は現在の21から17に削減される事になる。

民主党も政権時代は大体同じ様な考えで公明党の気を引こうとしたが、失敗
しています。

今回は民主党と自民党が立場を変えた様な格好になった様だ。

民主党は既に小選挙区30議席削減。比例代表50議席削減合計衆院定数を
80議席削減で独自の改正案を国会に提出して居るが今だ審議されて居ない。

民主党は、自民党一部が一時となえた中小政党優遇枠では第1党に投票した人
の意志が無視され違憲の疑いが有ると云う立場をとり、反対しています。

この衆院選挙改革は自分達のクビを締めるものだから、慎重になるのは判るが
もっと國のためと云う大局的立場で審議して欲しいものだ。

自民党・公明党は比例代表議席の削減だけに絞り、小選挙区はゼロ増5減で
誤魔化そうとして居る様にも見えます。

しかし参院選対策として国民の目を誤魔化す等、もってのほかです。