日々好日

さて今日のニュースは

政府成長戦略で3年集中期間設定成果指標設ける?

2013-05-30 09:03:54 | Weblog
政府は産業競争会議を開き成長戦略の骨子を提示しました。

今後3年間を「集中投資促進期間」とする。
國の支援で成長分野への民間投資を促す。
全ての政策分野で「工程表」と「政策成果指標」を設ける。
国家戦略特区(仮称)を設ける。
公共施設の運営権を民間に開放する。
総合科学技術会議の司令塔機能の強化。
公共データーを開放し、新しいビジネスの創出。
雇用制度は維持型から移動支援型へ転換する。
大学改革でグローバルに適合する人材育成する。

誠に結構な成長戦略政策です。

政府はこの骨子を諒承し6月中旬に戦略を閣議決定する意向との事。

この狙いは安倍経済政策の一つである成長戦略で、民間の投資を促して経済活性化
賃上げ・雇用拡大に繋げる事です。

まず工程表は13~15年度の3年間と16年度以降の実施スケジュールを表示。
重要政策ごと成果指標を設け進み具合を検証する。

市場拡大が期待される、健康長寿・エネルギィー・次世代インフラ・地域資源の
4分野については20年頃の社会像と30年までの長期工程表を表示する。

特に次世代インフラでは自動走行システム開発等が特記すべきものです。

また雇用制度も此までの終身雇用から移動支援型への転換は大きな改革と言えます。

この様な政策案はよく中身が立派過ぎて計画倒れになるケースが多いものです。

そうならない事を願います。




インドに対し名より実を取った安倍首相

2013-05-30 07:44:00 | Weblog
この処安倍首相の外遊が目立ちますね。

5月に入りサウジアラビア・UAE・トルコ中東3ケ国訪問。
9日にはロシア訪問。27日にはミャンマー訪問と席の温まる間もありません。

そして今度は新興国の一つインドのシン首相の訪日です。

これらの一連の動きは習近平主席のロシア・アフリカ・インド等の訪問と関連して居る
と見られて居ます。

安倍首相は何とかして中近東・インド・ミャンマー・ASEAN・オーストラリアを
加えた中国包囲網を構築しこれらの国とトップセールスによる商売支援をしたいと云う
意向も働いて居る様です。

今の処商売に関しては得意のバラマキ戦術で相手国の歓心を引いた様です。

UAEやトルコへの原発関連の輸出。ロシアのシベリア開発支援。ミャンマーへの
インフラ関連の輸出確約等々・・・経済的成果を見せて居ます。

特にミャンマーには日本企業40社の代表を引き連れてのトップセースルでした。
払った代償もミャンマーへの日本の債権5000億円の放棄等大きい。

しかし中国封じ込め作戦は相手が一枚ウワテで仲々巧く行って居るとは云いがたい。

そんな中にインドのシン首相が訪日された。

今回のインド首相の訪日は政府にとって願ってもない事で下にも置かないおもてなし
です。

安倍首相は電力開発に力を入れるインドに対して原子力協定交渉を再開して原発輸出を
視野に早期妥結を目指す事でインドと合意しました。

また海上自衛隊配備の海難飛行艇のインドへの輸出作業開始。
海上自衛隊とインド海軍共同訓練強化。
日本の新幹線技術提供に為の調査開始。
インドのムンバイ地方の地下鉄建設に1017億円の円借款。
11月末から12月にかけて天皇・皇后両陛下インド訪問。

等が合意され日・印首脳共同声明として発表されました。

日本はインドが核武装の道を選んで居る事は敢えて無視して中国包囲網の一貫として
インドと手を組む事を選んだ様ですね。

また反核よりはまずは商売。日本は名より実を選択したとも云えますね。