日々好日

さて今日のニュースは

センター試験廃止されるか?

2013-06-07 09:01:02 | Weblog
政府は此まで行って居る大学入試センター試験を廃止して高校在学中に
複数回受験出来る「到達度テスト」創設の検討に入りました。

大学入試センター試験は、受験生の過度の負担軽減のためと云う名目で
1979年から国公立受験共通一次試験を導入し、自分の力に見合った
大学の二次試験を受けると言うシステムで始まりました。

その後英語リスニングテスト導入等あって色々トラブル多発してセンター
試験については一発勝負等で事が決まる事に対し疑問が出されて居ました。

今回文科省は大学で学ぶ上で必要な基礎学力を高校段階で身につけて居る
かを、到達度テストで測かろうと云う新しい制度を検討する事とした。

此はフランスで実施されて居る「バカロレア」や米国大学入試進学適正
試験「SAT」を参考にして考え出された制度です。

到達度テストは年2~3回実施して、受験生は最も良い成績を大学に申請し
高校の成績と併せて評価して貰い大学受験を決める制度です。

到達度テスト問題は3段階程度のレベルに分けて進学先の条件にあわせて
受験生に選ばせる。

文科省は各大学二次試験で筆記の他面接・論文を組み合わせて実施を要望
して受験生の多様な能力判断で合否を決めて欲しいとしています。

現行の入試では学力テストがないアドミッションオフイスや推薦入学が
広く行われて居ます。

文科省はセンター試験を5年後までに廃止し新たに「到達度テスト」導入
の意向ですが制度変更で混乱が起きて果たして5年後の実施が可能かと
云う声も聞こえるとか。

文科省役人の天下り先が廃止される事にもなり、そちらの圧力はどう
なんでしょうか?

この廃止で何十万の受験生とセンター試験に携わる人達に大きな影響を
与える事でしょうね。

巨大化した大学入試センター試験の廃止は、単に制度廃止とは行かない
様な気がします。


骨太方針素案提示される

2013-06-07 08:14:19 | Weblog
6月に入り、政府が経済財政運営の指針となる「骨太方針」素案の方向付けを
発表した。

それによると年々増加する社会保障費に聖域なし、他の経費並みに削減する。
リーマン危機より、上積みされた「地方交付金の別枠」廃止の方向付けと云う
事でした。

今回経済財政諮問会議に提出された「骨太方針」素案の骨子は次の通りです。

この素案は経済諮問会議で討議され中長期財政運営の方向性を示す「骨太方針」
として閣議決定となります。

地方行政改革・地域活性化の努力を査定し、頑張る自治体に交付金重点配分。
社会保障・公共事業・地域財政の三分野の歳出を聖域なく見直す。
生活保護見直しで、非効率な給付是正。
地方財政は、リーマン危機以前に戻し別枠上積み廃止。
公共事業の選択と集中を徹底させる。
國・地方の借金残はGDP比で2021年度以降安定的に引き下げる。
消費税引き上げは経済状況を総合的勘案して判断する。

政府としては、1990年代のバブル崩壊から続く「停滞の20年」から
「再生の10年」を目指す考えを、表明しました。

成長戦略を展開し企業収益改善で賃金上昇・消費拡大で庶民の家計も潤すと
云う好循環を期待すると言う。

果たしてそう巧い具合に行くものなのか?

消費税引き上げについては参院選で、争点にならない様に引き上げるか上げ
ないかやんわりとボカす表現となって居ます。

この中長期財政運営の方向性を示す「骨太方針」は、企業の成長を後押しする
規制緩和・支援策を纏めた「成長戦略」と共に今月14日閣議決定される模様。