日々好日

さて今日のニュースは

憲法改正賛成63%超えなれど・・・・

2013-06-17 07:32:27 | Weblog
安倍政権が発足当時花々しく打ち上げた憲法改正は、その後状況の変化で少しずつ
変わり出し、参院選近づくと何を思ったか憲法問題には触れない様にとの戦略変更。

一番安倍首相が恐れて居るのは、国民が避けて居る憲法改正問題を引っ張り出して
手痛いシッペ返しを参院選で受ける事です。

しかし将来的には必ず憲法改正を自分の在職中に行いたいと云う決意には、変化が
無い様に思えます。

各新聞社加盟の日本世論調査会が、憲法に関する世論調査を行い結果を発表しました。

まず支持政党については自民党が、ダントツで49・3%です。
民主党7%・維新の会4%と皆チョボチョボですが、無党派が22・4%も居ます。

次に憲法問題に関心があると回答したのは、76・5%と高い数値を出した。

憲法改正の必要性を認めると回答したのは62・5%でした。
改正の必要無しとした答えは31・5%でした。

2005年の調査では憲法改正賛成が64%であった事から可成りの憲法改正の必要性
を国民は認めて居ると云う事になりますね。

憲法改正の必要性を認めた人の回答に対して何故改正が必要かを問うた処

憲法の条文や内容が時代に合わないが63・8%となった。
新たな権利や義務を盛り込む必要があるからと答えたのが17・7%でした。
米軍に押しつけられた憲法だからとの回答は6%であった。

具体的改正の必要性のある条文については次の通りです。

憲法9条と自衛隊問題49・2%
内閣議会制度問題  21・4%
地方分権・地方自治 19・5%
知る権利・プライバシー保護  16・2%
天皇制       13・0%
国際貢献      11・3%
憲法改正発議96条改正    11・3%
環境権       9・9%
司法制度      9・4%
憲法の前文     9・0%

憲法改正の必要性の無いと回答した理由については次の通りです。

戦争放棄で平和が保たれて居るからが 36・2%
改正で軍備拡張に繋がるからが    26・4%
現憲法で不都合がないが       15・3%
国民に定着して居るからが       8・5%

憲法9条改正については必要無しが54・6%。必要有りが40・3%。

必要ありと答えた人に更に憲法9条改正の最重要課題を問うた。

自衛隊存在の明記 39・4%
自衛隊を軍として明記すべき  25・4%
国際貢献規定を設定すべき   18・4%

政府の集団的自衛権解釈については現状を可とするが40・1%。
憲法改正して行使出来ない様にすべきが      23・7%
憲法改正して行使出来る様にすべきが       16・1%。

憲法改正発議96条改正には賛成が41・9%。反対が51・2%。

憲法改正投票年齢は20歳以上が68・1%。18歳以上が29・9%

これらの世論調査から国民の考え方が大体浮き彫りにされてきたのでは?

憲法改正の必要性は認めるが、現在いざ改正については及び腰と云う事です。