１票格差是正ゼロ増５減区割り改定案やっと２１日衆院再可決で成立か

１票格差是正は司法から立法府に突きつけられた違憲判決の最後通告でした。

此に対し立法府は各政党の党利党略で仲々事が進みません。

どうにか衆院選の小選挙区の区割り改定法案で一時的回避で済まそうとして
小選挙区ゼロ増５減の改定法案まで漕ぎ着けました。

しかし野党は小選挙区区割り改定等の小手先改定では違憲解消にはならない
と主張し反対して居ます。

民主党は衆院小選挙区３０議席削減。比例代表５０議席削減の衆院定数８０
議席削減が無ければ意味が無い主張。

公明党は現在の比例代表制に中小政党に有利な比例代表連用制を導入すべき
と主張しています。

そう言った中自民党提出のゼロ増５減の小選挙区区割り改定案は衆院で成立
参院に送られ来週中にでも審議入りの見通しとなりました。

今後予測される事は、参院で野党反対多数で法案否決されるが、２１日には
衆院で強引に再可決法案成立の見込みです。

通常国会の会期も６月２６日までで、残り少なくなりました。

参院選は、７月４日公示・７月２１日投開票でどうやら本決まりの様ですね。

投機の流れ日本を一呑み再び円高株安か？

日銀の大胆な金融緩和や政府の財政出動、それに民間を巻き込んだ成長戦略と
営々と築きやっと円安・株高が実現し此からと云う時、無情なものです、神は
此を一瞬の内潰してしまいました。

引き金になったのは、米国で経済の指針の一つとされる雇用統計指数の５月が
大変厳しいもので有った事から、噂されて居た量的緩和の縮小懸念が拡がり
一気にドルを売って円を買う動きが加速されました。

一時はドルに対し１０３円台まで円安が進んでいましたが、この量的緩和縮小
懸念で米国の景気回復に疑問が出て来てドル売りが始まった様です。

円は一時ドルに対して９３円台を記録する急騰ぶりです。

現在はまた買い戻され９５円台で上下しています。

円高に伴い、一時１万８０００円台の株価回復も、夢ではないと浮かれて居た
株式市場ですが、ここ２週間の間に３０００円近くも株価は下落してしまった。

アベノミクス効果も、一瞬にして叩き壊されたと云った状況です。

ただ日本の実体経済が破壊された訳ではなく、投機家の思惑で虚構経済で振り
回わされて居るに過ぎないと言う説もある。

しかしこの投機家達の思惑で世界の経済が動いて居るとも云われます。

世界の投機家達の前では日本経済は歯牙にも掛けない些細なものだ。

政府は花々しいアベノミクスの政策を次々と掲げて居るがさてその実行と
なると具体的施策はボカされています。

此では絵に描いた餅を得意げに見せる子供と同じだと云われても仕方無い事。

日本政府も世界の投機家達を魅了する様な具体的施策を示し、不安を払拭させて
日本の実体経済の健在さを見せつけて貰いたい。