日々好日

さて今日のニュースは

CO2排出ゼロ・安定した電力供給の地熱発電の将来は

2013-06-16 09:39:34 | Weblog
火山国日本では、火山噴火等で大災害が起きマグマは将に悪魔の化身でしかないが
此も良い方に利用すれば、神が与えた大変な贈り物になります。

温泉として心身を癒やして呉れますし、観光資源として地域を潤して呉れる。

処が現在再生可能エネルギィーとして地熱発電が注目を浴びて居ます。

地熱発電は地下1500~3000メートルまで放り下げた井戸から地中のマグマ
に温められた高温高圧の蒸気を利用して発電用タービンを回す発電方式です。

此だと発電時のCO2排出はほぼゼロで、天気に左右される太陽光発電・風力発電
と違い安定的に発電が出来ます。

現在日本の地熱資源量は、米国・インドネシアに次いで第3位で、
2347万KWの発電能力が推定されるとか。

処が日本で実際地熱発電して居る処は17ケ所で52万KWが発電されて居る。

全国で地熱発電開発として計画中は、北海道が、阿寒・トムラウシ等7ケ所。
東北地方は八甲田・八幡平等7ケ所。
九州が、平治岳・涌蓋山等3ケ所です。

政府は今後地熱関連の売り上げ高を年50億円に延ばす意向です。

ただ地熱発電は開発費が莫大な事と、地元温泉旅館等が泉温低下・湯量減少を理由に
強固な反対で仲々開発が進まない状況です。

地熱発電に利用した蒸気は野菜のハウス栽培等に使われその利用法は多いと言われて
居ますが、温泉の温度が下がるとか湯量が減ると云うのも現実に起きて居る様です。

温泉の中では余りに高温のため温度をわざわざ下げる処もあるし、温泉の掛け流しは
考えて見ると勿体ない利用方でもありますね。

地熱発電は設備費などで発電コストが1KW当たり8~22円です。
原発が1Kw当たり5~6円に較べれば可成り割高となります。
水力発電が8~13円ですから大体同等か少し多くかかる感覚です。

現在地熱発電は1基で6万5000kwを発電する能力があります。
原発1基100万kwと較べれば雲泥の差があるが、危険性から云うと論外ですね。

日本は再生可能エネルギィーで充分に地熱発電を活用出来るのか?
これは地元温泉業者等と何処まで折り合いがつけられるかにかかって居るのでは・・・


安倍首相G8出席・各国との首脳会談は?

2013-06-16 08:16:42 | Weblog
安倍首相は、EUの議長国の英国北アイルランドで開催される、主要国首脳会議
G8サミット出席のため出発しました。

G8に先立ちポーランドのワルシャ訪問して、ポーランド・チェコ・ハンガリー・
スロバキアの東欧4ケ国の東欧諸国首脳会議を開催するとの事。

此処では安倍首相は原発を含めたエネルギィー分野での協力と日本企業進出の
後押し等トップセールスが主眼との事です。

今回のG8は世界経済回復の財政再建と経済再建と全く相反するテーマや、テロ
対策・内戦が続くシリア情勢・北朝鮮やイランの核問題等、が討議されるものと
思われます。

特に欧米債務危機の財政再建と各国の懸念事項の経済再建・雇用問題等が中心の
議題になると思われます。

現在EUのGDP成長率はマイナスで大きく世界経済の足を引っ張って居ます。
中国を始め新興国の経済成長も勢いがなくなって来て居ます。
肝心の米国は雇用統計報告で量的緩和縮小を匂わせ大きく世界の株価を下げました。
お陰で日本は再び円高株安傾向に戻りそうな気配となった。

とは言え日本のGDPの年率換算では4・1%と可成り高い成長で注目を浴びて
います。

その要因がアベノミクス経済政策と評価されて居ます。

アベノミクスでは日銀の量的質的金融緩和が国際的には為替相場の操作と解釈され
誤解を招いた様ですが、首相は一貫して、これは日本のデフレ脱却の国内政策だと
説明して押し通して居ます。

今回の会議でもアベノミクスの説明が求められると思います。

安倍首相は、閣議決定した成長戦略「日本再興戦略」と中長期経済・財政政策である
「骨太方針」この経済成長と財政健全化への」取り組みを説明するものと思われます。

今回のG8は経済政策と財政健全化がメインテーマーになりそうです。

安倍首相は経済ばかりでなく外交でも実績を稼ぐ意向の様です。

ロシアのプーチン大統領・英国キヤメロン首相との個別会談が予定され、米国のオバマ
大統領とは調整中らしいが会談開催の確率は半々らしい。

オバマ大統領はすでに欧州5ケ国の首脳とG8サミット前に電話会談をしています。

英国キヤメロン首相・オランドフランス大統領・レッタイタリア首相・メルケンドイツ
首相です。

日本安倍首相とロシアのプーチン大統領・ハーパーカナダ首相は蚊帳の外となりますね。

何となく判る気がしますね。

日本がフランスに要請したEUの対中国武器禁輸解除措置問題についてはEU議長国の
北アイルランドケニー首相と会談して、日本とEU間のEPA交渉についても話し合う。

すでにEUは米国とEPA交渉妥結で世界市場の3分の1で自由貿易が可能となって
居ます。

日本も置いてきぼり喰らわない様に、EUとの繋がりは持ちたいものですね。