米国大手国債格付け会社のムーディーズは、今回日本政府が消費税増税に先送りで
財政改善の削減目標達成が不確実になったとして、日本国債の格付けを1ランク引き
下げると発表しました。
日本もすっかり軽く見られたものだ。
経済規模で言えば日本はまだ中国に次いで第3位のはずです。
今回ムーディーズは日本を現在中国と韓国と同じランクのAa3からA1に格下げした。
因みにA1は上から5番目のランクとなります。
これは飽くまでムーディーズ社の考えで、経済的実力とは何等関係がありません。
確かに日本は100兆円の超赤字を抱えて居ますが、それを越す預金や海外資産を有し
他国からの借金で苦しむ事は今の処免れています。
ただ投資筋が日本国債をターゲットに戦いを挑んで来た場合それを凌げるかは懸念されます。
その意味から言えば今回のムーディーズの日本国債の格下げは大きな打撃です。
参考までに現在ランク1位「Aaa」は米・独・加で。2位「Aa1」は英・仏で。3位「Aa2」は
アラブ首長国連邦。4位「Aa3」中国・韓国それに日本でした。
5位「A1」はイスラエルで今回日本が格下げでこのランクになる。
後はA2スロバキア。A3メキシコでその後はBランクでアイルランド・イタリア・スペイン等
財政破綻が噂される國となっています。
この事から日本は世界からは随分軽く見られて居る事が判る。
何か起こると直ぐ円買いに走り緊急避難として円を利益の温存に利用してのに、日本の
信用がないと言うのは情けない事ですね。
ただ現在円安は対ドルで118円台・対ユーロで147円台と底値知らずで下落しています。
何処まで続く円安、政治の貧困が原因でしょうね。