原子力委員会規制設置法等で運転開始後40年経過した原子炉40年経過したら原則として廃炉。
特別点検を行い運転審査の審査を通過した原子炉は、更に最大60年まで運転延長が出来るとして
居ます。
現在該当する原子炉は全国で7基あります。
関西電力の美浜原発1・2号機と高浜原発1・2号機。滋賀原発1号機。島根原発1号機。
玄海原発1号機。
なかでも70年運転開始の美浜原発1・2号機と滋賀原発1号機はとうに40年経過して居ます。
美浜原発1・2号機の今後の運転はまだ決まってない。
高浜原発1・2号機は運転延長に向け12月から特別点検を開始
滋賀原発1号機は、運転延長は検討中だが2016年運転中止の従来の計画は変わってない
中国電力の島根原発1号機。現時点で廃炉にする計画はない。
九州電力の玄海1号機。運転再延長検討中で回答出来ない。
是が老朽原子炉の現状です。
老朽原子炉と言えども廃炉にするにしても運転延長するにしても大変な問題が起きて来るので
法で定める16年7月までの期限までどうするか決めかねて居る様です。
廃炉にしても大変な作業と費用それに時間が必要で、また出て来た放射能汚染ゴミの捨て場所
すら決まって無い状況です。
またもし運転延長する場合特別点検し新しい安全基準審査を通過出来るか是も大変問題が
多いらしい。
多額の金を入れて適合審査を申請しても16年までに間に合うかが疑問です。
川内原発の再稼動審査は1年半かかっても今だ工事認可は得られて居ない。
現在各電力会社が原子炉廃炉に踏み切れないのは廃炉にした場合の経費を利用者負担に
する仕組みが検討中でまだ結論が出てないのが理由とも言われます。
電力会社も営利企業ですから会社を危なくする様な事は避けねばなりません。
国民の生命とか財産より会社の存続が優先されるのは仕方無い事かも知れませんね。